信号機なし横断歩道で危機一髪の事態! 世のドライバーたちに今一度注意喚起をさせてほしい
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹
無論筆者は道交法を遵守したまでだ。だがそれはさておき、筆者の行動をきっかけに今、ひとりの女性の命が失われようとしている。いや失われないまでも、半身不随になるかもしれない。あぁ、やっちまった……。でもオレはどうすれば良かったっていうんだよ、神様!!!
……というようなことを約0.1秒間で考えたわけだが、結論を言うと、彼女は助かった。無傷だった。
片側1車線の道としてはまあまあの速度を出していた某国産実用車だったが、年式的に新しいだけあってブレーキの利きは良いようで、寸前で止まることに成功したのだ。
わたしは目を開け、反対車線を走り去っていく男性ドライバーの表情を見た。インタビューしたわけではないのでもちろん正確ではないが、その顔にはこう書いてあったように思えた。
「……あっぶねえ、轢くとこだった。いや今のマジでヤバかった。ていうかあそこ、横断歩道あったっけ? ていうかていうか、ああいうシーンではオレが止まらないといけないんだっけ?」
できることならその某国産実用車を徒歩で追いかけ、そして「バカタレ! もう一度教習所に行け!」とゲンコツを一発食らわせたい気持ちになった。しかしそれをぐっと堪え、自分の車を発進させた。そして、考えた。
「この後進性をなんとかしない限り、怖くておちおち一時停止もできやしねえ。まぁこのことはcarview!のコラムでまた書かせてもらって、ごくごく微力で影響力なんてほとんどないとはいえ、世のドライバーたちに注意喚起をさせていただこう……」と。
ということで今回、昨日の顛末をここに記した。
だが問題は、わざわざcarview!のコラムを読みにくるようなドライバーはたいてい安全運転に関する意識がすでに高いため、今さら筆者が注意喚起するまでもない――ということだ。
そして本当に読んでほしいドライバーの類に対しては、いったいどんな媒体に書けば伝わるのか皆目見当がつかない……ということである。
(ジャーナリストコラム 文:伊達軍曹)
----------
伊達軍曹(だて ぐんそう):自動車コラムニスト
外資系消費財メーカー勤務を経て自動車メディア業界に転身。「IMPORTカーセンサー」編集デスクなどを歴任後、独自の着眼点から自動車にまつわるあれこれを論じる異色コラムニストとして、大手メディア多数で活動中。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
いま大型トラックは小径タイヤが人気! どんどん大径化する乗用車とは真逆のトレンドなワケ?
もてぎでド迫力のトライアル世界選手権が開催 ロードレースにはない選手と観客の一体感がスゴい!
グーマガ 今週のダイジェスト【5/4~5/10】GW中のスクープ、見逃してませんか?
Moto3フランス予選|日本勢が全員Q2進出も上位ならず。ポールポジションはダビド・アロンソ
HKSの車高調「HIPERMAX S」にテスラ「モデル3」「モデルY」用が登場! スタイリッシュにローダウン
[15秒でわかる]ホンダ『フリード』新型…2種類のボディタイプで個性を強調
史上最もアクティブなクラウン!?トヨタ「クラウンスポーツ Z HEV」の遊び方
かつての愛車マツダ・サバンナをリメイクし“マッド・マイク”が10年ぶりにD1GPへカムバック
クルマの「サイドブレーキ」なぜ必要?「P」レンジのみで駐車はNGって知ってた? 正しいブレーキのかけ方とは
ジープ『ラングラー』新型を日本発売、エントリーグレードも登場
長く愛してほしいジープ ラングラー
メッキマシマシ、これぞプロ仕様! 大型トラック「スーパーグレート」公道デビュー目前モデルの存在感がスゴイ! 三菱ふそう
どちらがお好み? コンパクトミニバン対決!「新型フリードvsシエンタ」注目ポイントはココだ
オラオラ系エアーに車中泊クロスター。ホンダアクセスの新型フリード用パーツがなかなかイケてる
【えっ、もう受注開始?】新型「フリード」今日から予約可! 6月の発売待ちは悪手。販売店ナマ情報
レクサスLM“3列6人乗り”ついに発売! 4人乗りと何が変わった? 1500万円でライバルは高級SUV
新型「フリード」は2連ラインLEDの未来顔! 「エアー」登場でまさかのステップワゴン方式に
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由