7年ぶりのカムバック! 新型カマロに試乗
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:齋藤 正
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:齋藤 正
開発を担当したのはオーストラリアの「ホールデン」。この会社はシボレーのノックダウン生産をメインにしてきたメーカーで、これまで北米と同じシャシーを使った右ハンドル車を生産してきた。その歴史は古く、スタートは馬具メーカーだったとも聞く。そういえば昔オーストラリア人に「オーストラリアに自動車メーカーはない?」と言ったら、「ホールデン」があると胸を張っていっていた…。
新型カマロのパッケージングはエンジン縦置きのFR方式で、シートレイアウトは2+2となる。これは初代からの伝統であり、リアシートが極端に狭いのもそれに準じている。サスペンションはフロントがストラット式、リアがマルチリンク式となる。マスタングのリアがリジッドだからってそれに倣ってはいない。まぁ、こちらの方がドラッグレースには不向きとなるが。
それはともかく、新型カマロにはふたつのエンジンがある。簡単にいうとV6とV8だ。で、まずは小さい方のエンジンだが、このユニットはキャデラックCTSと共有する。3.6リッターの直噴式ガソリンは、VVT(可変バルブタイミング機構)を搭載するといったプロファイルだ。言うまでもないが、直噴化は省燃費とCO2排出低減に一役買っている。それにレギュラーガソリン対応というのもお財布に優しい。最高出力は308psとなるから、マスタングの4リッターV6の213psと比べてもその威力はわかる。ヘッドもマスタングのシングルカムに対し、こちらはツインカムを採用した。
よって、実際の走りも高回転型でスムーズな吹け上がりを楽しむドライビングとなる。CTSにはないパドルシフトを駆使すれば、ファンな走りができるのはご想像のとおりだ。だが、それがカマロの走りかといえば、往年のファンから言わせると少々違う気もする。V6とてボンネットを持ち上げる太いトルクを持ち合わせるが従来のカマロだからだ。とはいえ、それを除けば正真正銘のカマロ。カスタムベースならお値打ち価格のこちらをチョイスするのが賢い選択となる。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
「瞬殺でした」トヨタの“超本格・最大級”「新型SUV」すでに完売!? 大変貌「角張りシェイプ」で原点回帰の新型「ランクル250」が人気すぎた
進化するスバルの「アイサイト」、一味違う技術…有料会員記事ランキング
「最も多い」&「最も反則金が高い」交通違反って何? “スピード違反”抑えて「めちゃ捕まってる違反」は!? 反則金3万円超えの違反にも注目
ホンダの新型SUV『WR-V』、EveryGoでカーシェア開始
ピンクに玉虫色! キウイにマンゴーってマジか! 自由過ぎて衝撃のクルマの純正ボディカラーたち
新しいマツダのセダン、EZ-6登場!──GQ新着カー
【スタッフ通信】アメリカンラグジュラリーを求めて
【MotoGP】マルケス、ドゥカティへの適応を”完了”「あとは細かい部分に取り組んでいくだけ」
ホンダ新型「“クーペ風“SUV」初公開! 未来的&光り輝く「新生ホンダマーク」採用!? 流麗ボディの「Ye P7」北京に登場
不動車のホンダ「ベンリイC92」をエンジンのプロがレストア!いよいよ外装のモディファイを開始します【vol.11】
【MotoGP】バニャイヤ、スペインGP初日にラップレコード更新も”テスト”な1日「色々試せて、とてもハッピー」
ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった