MINI2011年モデル評 オーナー吉田 匠が斬る
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
そういったモデルラインナップのなかからメインに試乗したのは、クラブマンクーパーのATだった。クーパーの1.6リッターNAエンジンは前記のとおり、従来型より2psパワーが上がっているのだが、正直なところその増加分を明確に実感するのは難しい。
とはいえ、122ps/6000rpmのパワーと160Nm/4250rpmのトルクを生み出す1.6リッターエンジンと6段ATの組み合わせによるパフォーマンスは、従来型と同じ1240kgの車重に対してまったく充分なものであるのは間違いなく、今回の試乗ステージである都内では、信号からのスタートでも軽く踏むだけで街の流れをリードできる。今や多くのライバルが備えるツインクラッチ系の2ペダルMTと比べると、トルコン式ATはトルクの伝達効率では劣るが、発進の瞬間のスムーズさなど、捨てがたい美点があるのもたしかだ。
乗り心地に関していうと、従来型との違いは明確ではなかった。クーパーの標準タイヤは15インチだが、試乗車はオプションの16インチを履いていて、そうすると必然的にランフラットタイプになる。その結果、サイドウォールの硬さが明確に乗り心地に表われ、舗装の継ぎ目や路面の突起を乗り越える際には少々硬いショックが伝わってくる。ただし経験的にいうと、標準の15インチタイヤによる乗り心地はもっとスムーズなものだ。
その一方で、クラブマンボディはハッチバックよりホイールベースと全長が長い分やや落ち着いているとはいえ、ミニ伝統のクイックなステアリングレスポンスによる俊敏な挙動は健在で、この点ではいい意味でミニらしさに変化はなかったといえる。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
トヨタ新型「“タフ”ミニバン」発表! 斬新“大口顔”が超カッコイイ! MT&アンダー320万円設定ありの「プロエース“シティ”」墨に登場
「南海フェリー」がトラック乗りの強い味方に! 始発便の「早乗り」がドライバーに優しいサービスだった
愛車の履歴書──Vol41. 大黒摩季さん(後編)
テインから『ギャランフォルテス』用車高調「ストリートアドバンスZ」が発売
わがままを叶えてくれるプレミアムSUV──新型レクサスNX350“F SPORT”試乗記
なぜ「ペダル踏み間違え」起きる? 原因はどこにある? 相次ぐ「重大事故」は“高齢者”特有の問題ではない! 有効な「対策法」はあるのか
カーメイト、新型ワイドリアビューミラー発売…ホンダ WR-V などに対応
ミック・シューマッハー、来季F1復帰の可能性はあるのか?「それが僕の目標だけど……僕がコントロールできることじゃない」
神奈中の赤い「連節バス」ついに横浜へ登場 箱根駅伝ルート経由で駅 団地結ぶ
エンジン車が生き残れる夢の燃料【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
便利な「ベンリイ号」に見るホンダのチャレンジ精神! 1955年にアールズフォーク採用!?
雨のル・マンを制したポルシェのリエツ「前にも似たような状況を戦った」自身5度目のGTクラス勝利
【2025年登場】次期「カローラ」の主力は「カローラクロス」に。BEVとPHEVも追加か
“リアル真子”が碓氷峠でドリフトをキメた日。モントレーで感じた成長への確かな手応え【下田紗弥加 全日本ラリーへの挑戦】
【ディーラー直撃】新型「フリード」価格詳報! 最安250万8000円、一番人気は「エアーEX」
「アメリカで軽トラが人気!」に見る“日本凄い”説のバカバカしさ。農家の下駄は本当にブレーク中?
【600万円超え】久々の高級ワゴン「クラウンエステート」が北米価格発表。新画像と日本発売情報も
【一人乗りもあります】配送からアウトドアまで ホンダの新商用バン「N-VAN e:」10月10日発売
コスパ王「ホンダ WR-V」の想像以上のスッピン感とその理由。最安Xグレードは誰におススメ?
【408万円から】新型「ミニ クーパー 5ドア」発売 新デザイン&最新装備でまた人気となるか?
【どうした日産!?】ノートオーラがデザイン一新。ギラギラ顔にモノグラム柄シートで大胆イメチェン