中古車購入時のチェックポイントとおすすめの購入方法を確認しよう【購入ガイド】

4.中古車購入時のチェックポイント【購入時の注意点】

中古車購入に関しては、少なからずトラブルも報告されています。ここでは、トラブルにつながるリスクを減らし、スムーズに中古車を購入するためのポイントを紹介します。

＜1＞悪徳業者を避ける

中古車を購入する際に、優良な業者であるか否かを見極めることは、トラブル回避に繋がります。悪徳業者が使用する手口を理解しておき、不安のある取引は控えましょう。

トラブル事例で多い手口としては、免税となる税金が徴収されているケースや正規の金額よりも高い金額が請求されるケース等のように金額自体に影響している物があります。

また、キャンセル料の請求を目当てに納車が遅いケースや、連絡が付かず保証サービスが利用できないなど、サービスに違和感がある事もあります。

悪徳業者のなかには、メーター改ざんが行われている場合や、修復歴を偽って販売されている場合もあるため気を付けましょう。

＜2＞個人間売買はリスクがある

中古車の個人売買は、より安価で車を購入できるというメリットがあります。しかし、売り手・買い手が車に関しての知識や経験が浅いことが多く、業者を介するよりもトラブルにつながるリスクが高いため、おすすめはできません。

以下は、車の個人売買でよくあるトラブルの例です。

・金額関連のトラブル
中古車であっても安い金額ではないため、買い手の都合で支払いが遅れるなどのトラブルが発生することが少なくありません。交渉成立後に買い手が値引き交渉をしてくるケースや、車両を引き渡したのに代金が振り込まれず連絡が途絶えてしまうというケースもあります。
また、売り手が車を輸送した場合、後から輸送費が請求されることもあるため事前確認が大切です。

・手続き関連のトラブル
中古車の売買を行う際は、売り手から買い手へ名義変更をする必要があります。名義変更をせずにいると、売り手の方に税金の請求が届いてしまうためうっかり忘れることがないようにしましょう。

・車両関連のトラブル
車の状態が良くないにもかかわらず、状態が良いと偽って売りに出す方もいます。特に注意したいのが、事故車や盗難車を売っている場合です。「盗難車と知らずに買取してしまい、盗難の加害者扱いされる」といったトラブルにつながる恐れがあります。

＜3＞保証内容をきちんと確認する

中古車購入時に保証付きの車両を選ぶことはリスクの軽減に繋がります。保証内容や注意点を理解した上で、どの車が自分に合っているのかを見極めましょう。

商品にはその値段なりの理由があります。保証なしの車両の場合、その多くが品質に自信がなく、故障のリスクが高いと言えます。

＜4＞書類の不備に気を付ける

必要書類に不備があると、その日のうちに契約ができません。特に「車庫証明」を用意する必要がある場合は、発行までに日数がかかってしまいます。そのため、希望の納車日から逆算して、必要書類を効率よく揃えておくと慌てずに済みます。

書類によっては有効期限が定められているケースもあるため、取得が早すぎてしまうと使用できないケースも考えられますので、適度なタイミングを検討しておきましょう。