軽くて速いガヤルド・スーパーレジェーラ試乗
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:菊池 貴之、ランボルギーニ・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:菊池 貴之、ランボルギーニ・ジャパン
先日ガヤルド LP560-4のステアリングを握った。あまり時間はなかったが、それでも箱根のワインディングを少しばかり走れた。560psにスープアップされた5.2リッターV10は十二分にパワフルだし、じつはハードウエアも見かけ以上に進化している。ボディ剛性は高められ、クルマの挙動を決める足のセッティングも見直されている。その意味では0.5世代くらい進化しているのだが、それでもスーパーレジェーラのような特別なクルマは、より味が濃く印象深い。長く手元においておくならこちらかも、と思わせるチカラは十分ある。
スーパーレジェーラのボディカラーは全4色。マイダス・イエロー/ボレアリス・オレンジ/テレスト・グレイ/ノクティス・ブラックだ。個人的には明るい色が好きだが、このクルマに限ってはグレイやブラックが似合う気がする。というか、『レヴェントン』風なのがかっこいいと思う。スーパーレジェーラは硬派なクルマだけにダーク系がイメージに合う。
ランボルギーニはこのところ話題が尽きない。今回紹介したスーパーレジェーラもそうだし、LP560-4もそう。それにレヴェントンやムルシエラゴLP640のベルサーチ仕様などもそうだ。そもそもエクスクルーシブであるものを、より高めようとしている。もちろん、その辺の動向はライバルあってのことだが、これまで資金面から思うように事を運べなかったのも確か。そう考えると、覚醒する獣はガヤルドやムルシエラゴではなく、アウトモビリ・ランボルギーニ社自体かもしれない。
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