気なるところ多少あれど…スバルの頂点「レガシィ アウトバック」はとにかく快適だった
掲載 carview! 文:編集部/写真:編集部 33
掲載 carview! 文:編集部/写真:編集部 33
エクステリアは、初代から受け継がれている「車高が高くてSUV風ではあるけどルーツはあくまでツーリングワゴン」というスタイル。
初代とは北米名アウトバック、日本名「レガシィ グランドワゴン」のこと。2代目レガシィ ツーリングワゴンの車高を高めたそのスタイルが当初見慣れず、なんだか変なクルマだな…と思ったりしましたが(すみません)、その後続々と他メーカーからも様々なモデルが登場するなど、「クロスオーバー」という一つのジャンルとして定着しています。
現行型は先代からのキープコンセプトではありますが、前後バンパーやフェンダー部のクラッティング(未塗装樹脂パーツ)が増え、大型のルーフレールを標準装備するなどギア感が高められました。
一方でインテリアは、先代のシンプルでクリーンな雰囲気から一転、インパネまでレザーを使うなど上質で高級感のある装いになりました。
特にメーカーオプションのナッパレザーのシートは、明るいタン色が華やかで座り心地もよく、オーナーの所有満足度を高めてくれそうです。
また、同じくメーカーオプションのハーマンカードンサウンドシステムの音も高品質で、静粛性の高さとあいまってクリアで厚みのあるサウンドを楽しむことができます。どちらもおすすめしたいオプションです。
走りについての専門的なレビューはジャーナリストのみなさまのレビューを参考にしていただくとして、編集Kの感想は「ひたすら快適」でした。
乗り味は、ゆったりしっとりしつつもほどよいコシがあり、ステアリングを切ったときに大きくロールするようなことなくクルマがスッと動き、身軽さも感じます。「運転する手応えを感じさせる上質なドライバーズカー」といったところでしょうか。
パワー感もほどよく、ゆったり走るのにちょうどいいくらい。ただ、これについては正直にいうと、先代アウトバックに設定されていた、2.5Lエンジンの「湧き上がるようなトルク感」がちょっと恋しくなりました。
いずれにしましても、乗り心地の良さ、静粛性の高さ、高品質なオーディオの音、本革シートの座り心地の良さのコンボでひたすら快適! これにアイサイトXが付いているわけですから、どこまででも走っていけそうです。
(次のページに続く)
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