ル・マン現地レポ第3弾。予選で際立つアウディ
掲載 更新 carview! 文:中野 英幸/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:中野 英幸/写真:中野 英幸
朝から雨が降り続いたルマンだったが1時間ほど前から天候は回復し、4時開始のフリープラクティスはほぼドライの状態でスタート。アウディ、トヨタ両陣営ともいっせいにタイムアタックを開始した。しかし1時間ほどでまた雨が降り出し、ドライコンディションでのアタックはできなくなった。
そんな折、第2シケインで大きなクラッシュが発生したため赤旗中断。それまでのタイムではアウディが上位3台を占めそれをトヨタが追う展開となった。しかもその差は約3秒も離れており歴然だ。
再開後まだ小雨の残るコースで熱い戦いが続けられ、路面はすぐドライに。ここでもアウディは上位3位を独占。トップタイムをマークした2号車は3分25秒415で、4位トヨタとの差は4秒と差はまたもや歴然だ。もはや予選1位はどちらなのかではなく、どのアウディなのかに注目が集まる結果となった。そしてまたもや赤旗中断。今度はLM-GTE Amクラスのマシンがダンロップブリッジの先のコーナーで激しくクラッシュこのため、約20分を残し終了となった。
日も落ち暗くなり始めた午後10時、いよいよ予選が開始される。わずか3週目でアウディ2号車が3分22秒349のトップタイムをマーク。2位の3号車に1.9秒もの差をつけてしまった。3連覇を目指す1号車はタイムアタックを続けるが25秒台がやっと。
一方、トヨタは8号車がコース上に止まりアタックを断念。7号車はアタックし続けるも、トップとの4秒差は詰まることは無く、3分26秒676で終了。
1時間ほどたったころでLMP2クラスのマシンが第2シケインで激しくクラッシュ、赤旗中断。コース修復に時間が掛かるとの判断で予選は中断され、予選1回目は1時間で終了となった。
この日のトップタイムはLMP2クラスが26号車(3分39秒535)、大激戦区のLM-GTEクラスが99号車のアストンマーティン(3分55秒658)。LMP1クラスにおけるアウディの優位は変わらず、トヨタが今日の4秒差をどこまで詰める事ができるか注目である。
※このページの写真
フリー走行でただ1台25秒台をマークしたアウディ2号車(クリステンセン/マクニッシュ/デュバル組)。
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