ロールス最強モデル「レイス」が日本初公開!
掲載 更新 carview! 写真:北畠 主税
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ロールス・ロイス史上最強と謳われる「レイス」が日本で初披露され、同時に正式受注も始まった。レイスは3月のジュネーブショーで世界初公開され、ロールス史上もっともパワフルな動力性能と、流麗な“ファストバック”デザインを特徴とする新モデルだ。価格は3195万円。
「パワーとスタイル、そしてドラマを持ったクルマを作ろう」という経営陣の意志によって生まれたレイス。開発のターゲットは、単なるショーファーではなくドライバーズカー、「紳士のための究極のグランツーリスモ」である。
Aピラーからリアエンドまで流れる優雅なラインは、1930年代の自動車デザインに由来する“ファストバック”スタイルを現代風に蘇らせたもの。Bピラーはフレームレスとされ、印象的な2トーンカラーやコーチドア(観音開き)を採用するなど、ドラマティックなスタイルを際立たせている。また、伝統の“パンテオングリル”もエアロダイナミクスを考慮した形状とされた。
ある意味ロールスとしては異色の存在といえるレイスだが、ドアを開ければ、贅沢かつクラフトマンシップに溢れるロールスらしい極上の空間が広がる。「カナデル・パネリング」と呼ばれる上質なウッドパネルはドアに沿って滑らかにラウンドし、ふんだんに奢られたレザーは旗艦モデルのファントムと同様の最高級品で、室内の隅々まで質感や手触りにこだわり抜いている。また、天井には「スターライト・ヘッドライナー(オプション)」と呼ばれる演出が施され、1340本もの光ファイバーを職人が手作業で編みこみ、ルーフに星の煌めきを描き出した。ちなみにレイス1台の生産には、約60人もの職人が携わるという。
ゴーストを上回り、ロールス史上最強となるパワートレーンは強烈の一言だ。6.6リッターのV12・直噴ツインターボとZF製の8速ATを組み合わせ、最高出力は632ps(ゴーストは570ps)、800Nm(同780Nm)の最大トルクは1500rpmという低回転域から発生。0-100km/h加速は4.6秒(同4.9秒)で、リミッターが作動する250km/hまでパワフルかつ伸びやかな加速を実現する。
サスペンションはロールを抑えるために他モデルと比べると締め上げているというが、ロールスを形容する“浮遊するような走り”を損なうことはなく、新次元の“魔法の絨毯”を体感させてくれるという。
また8速ATは「サテライト・エイディッド・トランスミッション(SAT)」という最新機能も備える。SATは、GPSデータを利用してドライバーが認知できるよりもさらに前方を見通し、コーナーやアップダウンに合わせて最適なギアを自動的に選択するというシステムだ。
2012年の全世界販売台数が3575台に達し、これで3年連続の記録更新となったロールス・ロイス。中国と日本を主要マーケットとするアジア・パシフィックも前年比18%のプラスで、日本でも過去最高の売り上げを達成した。今年は大阪にも販売拠点を新設する計画で(現在は東京と横浜のみ)、景気停滞をよそにさらなる躍進を狙う方針だ。
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