CLA 45AMG発表。プロト仕様テストもギリダシ

CLA 45AMG発表。プロト仕様テストもギリダシ

■AMG開発の裏側が垣間見えた [16/16]

「実は、この時点ではすでにシャーシのセッティングはほぼ完成しています。我々がここで気をつけて観察しているのはNVHです。というのはこれまで開発プロトタイプには沢山のカムフラージュ・パーツが装着されていたのでそれを外した時にしばしば思いがけない箇所からノイズなどが発生する場合があるのです。」と今回の意図を解説する。

しかしこの時点ではNVHの問題も片付いているようで、CLA45AMGは非常にスムースな走りを見せる。氏によればAMGは他の量産メルセデスと同じ時期に開発がスタート、すなわち最低でも3年間は開発作業が続き、またこうしたプロトタイプは最低でも50台近くが製作され、欧州、南アフリカ、北米、北極圏などを走り回るという。「ですから品質、信頼性という面では他の量産メルセデス・ベンツ・モデルとは全く同じレベルに高まっています。」とヴィーヒ氏は誇らしげに語る。さらに「もちろんニュルブルクリンクでの高速耐久テストも不可欠ですよ！」とAMGらしい重要項目を加える。

わずか半日の同行テストであったが少数精鋭のハイエンド技術集団の実力とその成功の源を垣間みる事ができたことは大きな収穫であった。