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911 ターボ×911 GT3 最強サーキットテスト

感性に逆らわない感覚がみごと!

ここまで記したスペックやメカニズムで、このクルマの走りが無敵だろうことは容易に想像が付く。しかし真に無敵なのはその先で、911ターボはサーキット専用マシンではないにも関わらず、2時間の試乗で代わる代わるドライバーが乗っても全く根を上げることがなかった。それどころかこの日、多くのドライバーがスタート時のローンチ・コントロールさえ試したのだ。これこそがポルシェ・クオリティ。ここまでの耐久性を与える理由は、その高性能が“日常”となるからだ。

事実アウトバーンではタイミングさえ許せば本当に312km/hが可能。リアルワールドで、の話だ。またローンチ・コントロールを装備として与えたなら、それはイコールでユーザーが自由に使えるものになる。つまりポルシェは911ターボに過剰ともいえる性能を与えるからこそ、日常のシーンでその性能を確実に引き出せることを約束すると同時に、その性能を確かに保証する。

ワープするタイムマシンを想わせる速さは何も、直線でだけの話ではない。コーナリングでは、物理の法測を覆す感覚すらある。いやこの点だけで見れば、さらに重いボディを強引に曲げていく日産GT-Rの方が物理の法測を覆している。が、911ターボが不思議なのは、物理の法測を覆すほど重いものをここまで曲げるか? という驚きの一方で、そこに日産GT-Rほどの強引さが感じられないこと。その感覚は法測を覆すほどでいて実は、違和感を感じさせない。

この辺りに、ポルシェのものづくりへの魂を感じずにいられない。自動車の可能性である速さを徹底的に追求する一方で、そこに人間が関わることを決して忘れず、感性に逆らわない感覚を見事に作り込むことを絶対としている。だから実は、運転操作に違和感を覚えるエコカーよりも遥かに人に優しい感覚がある、とすらいえる。その質は限りなく高い。

しかもその方面では、同じ日に試乗したサーキットに本籍を持つGT3が、さらに高次元のものとして用意されている。

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