最高級SUVをさらに“貴族仕様”に仕立てた レンジローバー SV P530試乗記
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部 21
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部 21
>>ランドローバー レンジローバーのいろいろな情報はこちら
>>ランドローバー レンジローバーの専門家レビューはこちら
古くは「砂漠のロールスロイス」と呼ばれたランドローバーのフラッグシップSUV、レンジローバー。その現行型最新モデルというだけでも「かなりのラグジュアリー性と超絶走行性能が同居しているのだろうな」ということは容易に想像がつく。
だがその「SV」は、SUVのトップ・オブ・トップといえるレンジローバーの、さらに最上級グレード。具体的には、ジャガー・ランドローバーの高性能モデル開発やビスポーク事業(要はオーダーメイド)を担う「スペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)」が、そのインテリアとディテールを仕上げているグレードだ。
そんな“貴族仕様”ともいえるSUVが、遅いわけがない。最高出力530psの4.4L V8ツインターボエンジンは、この車を鷹揚にも、スポーツカーじみた速度でも、走らせることを可能にしている。
そして貴族仕様であるゆえに、当然ながら乗り心地も悪いはずがない。同日に試乗したレンジローバー「イヴォーク」のプラグインハイブリッド車の乗り心地が「タイトだが上質」といったニュアンスであるのに対し、レンジローバー「SV P530」のそれは、そこまでタイトではない。いや決してユルくはないのだが、若干の“船っぽさ”があるのだ。
>>ランドローバー レンジローバーのユーザーフォトはこちら
>>ランドローバー レンジローバーのユーザーレビューはこちら
だがその若干の船っぽさは、レンジローバーSV P530のむしろ美点なのだろう。
「どうせ車を運転するならなるべくスポーティに、そしてなるべくタイトに走らせたい!」などと貧乏くさいことを思うのは筆者のような平民だけで、貴族のみなさんは、おそらくはもっとゆったり構えているはず。貴族になったことはないし、貴族の知人もいないので正確なところは不明だが、たぶんそうである。このぐらいの鷹揚な乗り心地こそが“貴族的”なのだ。
だが、さらに速度を上げていくと「タイトだが硬くはない」という、なんとも最高レベルに気持ちいいニュアンスの乗り心地に変化することは、貴族各位とレンジローバーの名誉のために申し上げておく。
>>ランドローバー レンジローバーのいろいろな情報はこちら
>>ランドローバー レンジローバーの専門家レビューはこちら
61万5000円のオプション装備であるセミアニリンレザーのシートは見た目も座り心地も、数年前に青山通りの超高級輸入家具店で腰掛けてみた200万円ぐらいのソファに似ている(※もちろん買ってません。というか、買えません)。そのソファが、筆者が人生で経験した高級ソファの唯一にして最高の到達地点であるため、もしかしたら、レンジローバーSVのソファはそれよりさらにイイのかもしれない。筆者には、もはや何がなんだかわからない。
>>ランドローバー レンジローバーの中古車価格はどれくらい…?
日本に貴族はいないが、貴族的なライフスタイルを送っておられる各位は大勢いる。そういった各位であれば、レンジローバー SV P530の価値がよくわかるのだろう。そしてそういった各位にとっては車両本体だけで2568万円というプライスも、むしろお買い得と感じられるはずだ。貴族的な知人がいないため「だろう」と「はず」「かもしれない」ばかりの文章になってしまい、大変申し訳ないのだが。
<おわり>
>>ランドローバー レンジローバーのいろいろな情報はこちら
>>ランドローバー レンジローバーのユーザーレビューはこちら
>>ランドローバー レンジローバーの専門家レビューはこちら
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
日産に続きジャガーも! 2030年までのフォーミュラE参戦を決定「これは、電気自動車メーカーにとってのF1だ」
Honda R&D Challenge、スーパー耐久第2戦富士24時間で野尻智紀をゲストドライバーに起用
HELM MOTORSPORTS、車両変更となる2024年のFIA-F4に4台体制で参戦。チャンピオンを目指す
レンジローバー、2025年モデルの受注開始…ディーゼルモデルがパワーアップ
スズキ「モーターサイクルコレクション2024」 広島、福岡、香川、宮城の4会場にて開催
高性能「巨大ベッド」搭載!? 日産「新型“車中泊”カー」寝心地はどう? 実際に「泊ってみた」印象とは
クラウンクロスオーバーの新種「RSランドスケープ」に初遭遇。なぜ市販化されることになったのか? 開発陣がイベントで激白!【週刊スタッフブログ 号外】
レース後の失格どうにかしてよ! ダ・コスタ、ミサノ失格未だ納得できず「スポーツのためにも、別の方法が必要」
ヤマダホームズがヒョンデの新型EV『コナ』とセット販売開始
基本「想像は夢と知れ」! オープンカー乗りが突きつけられる現実6つとそれでも乗りたくなる魔力
ホンダと別れるレッドブル、自社製PU開発の進捗は? デビューまであと2年弱……車体開発で培った「“大胆さ”が活きる」とホーナー代表期待
マルク・マルケス、母国スペインGPで移籍後初ポールポジションを獲得! ドゥカティ陣営フロントロウ独占
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった