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カイエンV6、素の味は ドイツ試乗会から報告

時代を反映した優しげなデザイン

(1)ブランド力 (2)デザイン (3)走り この3つがカイエン成功の要因だとすれば、それをしっかり受け継ぐことが2世代目の最優先事項だったのは間違いない。まずは(1)についてだが、これは何も変わっていない。VWとの資本関係は逆転したけれど、人々がポルシェのエンブレムに対して抱く想いはいまなお熱いままだ。

(2)のデザインはどうか。911(996)を想わせるヘッドランプ形状がポルシェ一族であることを強く印象づけていた先代に対し、新型はパナメーラとよく似たヘッドランプ形状を備えている。そしてパナメーラのヘッドランプ形状は、ボクスター/ケイマンによく似ているのだ。そう、モチーフとなったのは911ではないものの、カイエンの顔は間違いなくポルシェのスポーツカーを想起させる。ヘッドランプだけでなく、ボンネットフードの切り方やフロントバンパー形状、SUVとしては薄い造形のノーズ、ヘッドライト後部の盛り上がった“太股”など、あらゆる部分にポルシェ独特のモチーフが見られるのも先代から受け継いだ特徴だ。たとえエンブレムを外したとしてもひと目でポルシェだとわかる顔である。

その一方で、サイドビューはよりスッキリした造形になり、独特の迫力を醸し出していた強面のリアビューも優しげな印象になった。洗練度は間違いなく向上しているし、モダンにもなったが、迫力やアクの強さは先代に軍配があがる。このあたりは、環境問題への関心の高まりを受け、SUVとしての立ち位置を微妙に変えてきた結果だろう。SUV=大きく強く頑丈で威圧的という従来のスタンスから脱却し、優しげなデザインによって社会との調和を表現した・・・そんな狙いが垣間見えるデザインだ。

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