レクサスのEV「RZ」に航続距離約600kmのFWD登場! パワー&安定感の4WDとどっちを取る?
掲載 carview! 文:編集部/写真:トヨタ自動車 8
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11月30日、レクサスのEV専用モデル「RZ」がマイナーチェンジしました。目玉は新たにFWDモデルの「RZ300e“バージョンL”」(以下RZ300e)が加わり、FWDと4WDの2グレードから選べるようになったこと。
・RZ450e“バージョンL”|4WD|880万円
・RZ300e“バージョンL”|FWD|820万円
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新開発のRZ300e(203.9ps/266Nm)はFF専用に開発されたリアサスメンバーを備え、コイルスプリング、スタビライザー、ショックアブソーバーなども最適化。バッテリー容量は共通ながら(71.4kWh)、車両重量は4WDモデルのRZ450e“バージョンL”(以下RZ450e)比で100kg軽く、軽快でリニアな走りを実現しているといいます。
また、RZ300eは前輪を駆動するモーターのインバーターに次世代パワー半導体のSiCを採用(※RZ450eは後輪モーターのインバーターにSiCを採用)。
これらの結果、4WDモデルのRZ450e(航続距離494km)に対して、599kmと100km以上長い航続距離を実現。電費はRZ450eの135Wh/kmに対して、RZ300eは120Wh/kmとなります(※共に18インチホイール装着時)。
今回のマイナーチェンジでは、電池急速昇温システムも新採用。エアコン用のヒーターで大容量のバッテリー温度を速やかに上げ、低温下で急速充電の速度が低下するのを抑えます。この機能により、50kW急速充電では-10度で約20%、90kW急速充電では-10度で約30%、0度で約20%充電速度が改善します。
<写真:RZ450e>
というわけで60万円の価格差以上に、FWD航続距離の長さで300eを取るか、パワー+4WDの安定性で450eを取るかで悩みそうなRZのグレードラインアップ。ちなみに既存グレードであるRZ450eの価格は据え置かれています。
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<RZ300eの主なスペック>・全長×全幅×全高|4805×1895×1635mm・ホイールベース|2850mm・タイヤサイズ|18/20インチ・航続距離|599km・電費|120kW/km・総電力|71.4kWh・最高出力|203.9ps・最大トルク|266Nm
<おわり>
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