カーナビ界に大革命! サイバーナビ実走テスト
掲載 更新 carview! 文:高山 正寛/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:高山 正寛/写真:篠原 晃一
「おおっー! キテますね、ARスカウター」とG氏は声を上げた。その気持ちは分からないではない。筆者も2度目の試乗だが、目の前の現実風景がカメラによってナビ画面に表示され、さらに進むべきルートを上空に表示するなど現実と仮想のフュージョン(融合)は本当に斬新だからである。このARスカウターモードは、サイバーナビの画面表示のひとつ「ドライバーズビュー」から切り換えて使うものだ。ドライバーズビュー自体も実際の風景と同じものをポリゴンで表現した優れものだが、ARスカウターモードはその上を行く。モニターの約6割程度をAR画面、残り4割弱を地図表示にしている点も上手い。実際の走行画面にサポートするような形で地図画面が付いているから、安心感も違うのだ。
一般道を走っていると「ポポッ」という軽い音とともに前方を走行するクルマを補足した。その「ターゲットスコープ」はもちろんのこと、AR画面右側のバー表示にも注目してほしい。これがARスカウターモードのキモとも言える機能のひとつで、前車との車間距離を算出し、適正な車間距離を保つことをサポートしてくれるものだ。人間の目だけで車間距離を測ることは実は難しいが、ARスカウターモードはカメラから読み取った前車との距離を独自の計算方式で処理し表示する。
信号に停止し、あーだこーだと話している時、2人はうっかり信号が青になったことを見落としていた。その時である。また軽い効果音が鳴った。画面を見るとサイバーナビは前方車両が発進したのを検知、画面上にも車両が離れていくことを表示してくれる。ここで同乗していたカメラマン氏が食いついた(笑)「あーこれはいいですね。うっかりしていて後続車にクラクションを鳴らされる時もあるじゃないですか、あれって悪いのはこっちだけどムカッとするし、その後の運転にも影響するでしょ」とかなり気に入っているようである。
またARの表示についてもうまく作ってある。実際の画面にナビの誘導表示などを重ねるわけだからおのずと情報は増える。ただ増えたことによって画面が見づらいのでは本末転倒だ。“適切な情報量”という表現は微妙かも知れないが、ARスカウターモードの画面表示は実車とARのバランスが絶妙、要するに必要な情報がしっかりと素早く認識できるのである。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
1本になったりしたけど…21世紀の技術をもってしてもダメ!? ワイパーは未来永劫今のままなの!?!?
バニャイア、一歩先を見据えて別セッティングに集中「低グリップのトラックに焦点を当てた」/MotoGPヘレステスト
悲願のF1初優勝。レースマネジメントに長け「成熟した」ノリスをマクラーレン代表が手放しで称賛
海外からも注目のファンイベント「ルノーカングージャンボリー2024」10月27日開催
激変の空力パーツにも「変わらないと感じた」と中上。ホンダ勢4人に不評のバイクの次の一手は/MotoGPへレステスト
マセラティ 新型「グランカブリオ トロフェオ」国内オーダー開始!価格は3120万円から
トヨタから登場の[3輪車]!? しかも100万円って安すぎ!!!! 2025年登場濃厚のリーン3
三菱「ギャラン」に「ランエボ」「パジェロ」のラリーカーが勢揃い! 篠塚建次郎氏の追悼展示は三菱モータースポーツの歩みでもありました
ルクレールがバスール代表の采配を称賛「僕たちは上昇のスパイラルに入っている」。ニューウェイへの興味にも言及
GTWCヨーロッパのスプリントカップが開幕。WRT BMWとウインワードのメルセデスAMGが勝利を分け合う
世界一美しいクーペ=147+156 アルファ・ロメオGT V6ブッソ・ユニットも搭載 UK中古車ガイド
BMWは全ての電気自動車向けに目的地で充電ができるプロジェクト「BMW Destination Charging」を日本で開始
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介