マツダCX-9がワールドプレミア！ LAオートショー報告【前編】

写真はメルセデス・ベンツ SL

プレスデー前夜に新型SLがお披露目

煌びやかなショーは、プレスデー前夜から始まっている。メルセデス・ベンツが、ハリウッドのロデオドライブからほど近い“個人のガレージ”で、フェイスリフトを受けた新型「SL」のプレビューを実施したのだ。

映画『プリティ・ウーマン』で使われたウィルシャーホテルから徒歩圏内というゴージャスなショッピングエリアの一本裏道を入ったところに、博物館級のモデルが潜んでいるとは、今までまったく気づきもしなかった。オーナーは、世界的に有名なピーターセン・ミュージアムの創設者であり、ヴィラ・デステやペブル・ビーチのコンクール・デレガンスの常連でもある。この日は、新型「SL」の周囲を囲むべく、レースの歴史を持つモデルが選ばれていた。

新しくなった「SL」では、フロント周りの印象がよりダイナミックになった。ダイヤモンド・パターンのグリルがより低められて、フロント・ノーズがより長く見えるようになった。ボンネットの造形も含めて、スタイリング全体が立体的になった。フロント・ランプにLEDが採用されたことも含めて、現代的な雰囲気を増した。