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新車販売の4割は軽!? 6月のマーケット概況

ココも気になる! その2

年間1万4000台を狙うボルボに注目

 海外メーカー製輸入乗用車は、昨年4年ぶりに20万台超となり、前年比13.1%増だった勢いそのままに、今年も1~5月累計で9万2104台、前年同期比27.6%増と好調だ。そんななか、昨年1年で1万1787台、前年比51.8%増と過去5年で最高の販売台数を記録したボルボが売れ行きをキープ。5月単月で今年2度目の1000台超となる1022台を売上げ、1~5月累計では4954台、前年同期比35.9%増と快調なのだ。

 特に昨年3月発売のスポーツセダン「S60」、6月発売のスポーツワゴン「V60」が人気で、09年にデビューし、昨年改良を受けたクロスオーバーSUV、「XC60」を加えた60シリーズ全体では6032台、全ボルボ販売台数の52%を占める主力シリーズに成長した。これで60シリーズは昨年の年間輸入車ランキングで8位となり、今年の1~3月累計でも1877台で8位につけている。

 ボルボは世界市場でも好調で、昨年は44万9255台、前年比20.3%増を達成。地域別では中国が54.4%増、アメリカでも24.7%増と好調な売れ行きだった。

 インポーターのボルボ・カーズ・ジャパンでは、20年に日本国内2万台の販売目標を掲げていたが、60シリーズ人気に乗って、16年頃に前倒ししたいとしている。そのためには今年の年間販売目標である1万4000台達成が第一歩になるはず。そこで、2月に「XC90」の内外装をマイナーチェンジし、「V50」や「V60」にR-DESIGNモデルなどの特別仕様車を続々と投入するなど、攻勢に出ている。特にR-DESIGNモデルは従来から安全性には定評のあるボルボにアグレッシブなデザインがプラスされているだけに、輸入車ファンには見逃せない一台といえるだろう。

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