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フィアット 500C 試乗! チンクエチェントの本命

半戸外的空間の魅力がたっぷり

それにもうひとつ、フルオープンにしないで、A、B、Cピラーを残したデザインのメリットは、ボディ剛性にあった。このクルマ、キャンバストップを閉じていても、あるいはオープンにしていても、屋根が開いたことによるボディの緩さを実感させられることはなく、かなり路面の荒れた部分のあるトリノの街を走っても、ボディはミシリともいわなかった。あの高剛性で知られるBMWミニでさえ、フルオープンのコンバーチブルではハッチバックより明らかにボディが緩いのを感じるのだから、フィアットが500Cをフルオープンデザインにしなかったのは、そういう意味でも正解ではないかと思った。しかも、オープン化による車重の増加も極わずかにとどまっているようで、動力性能への影響もほとんど無視できる程度ではないかと思われた。

とはいっても、フロント以外には風や視界を遮るものがないフルオープンの開放感と、それに乗っている自分が周囲から注目を浴びる快感がないとオープンモデルに乗る意味がない、という生粋のフルオープン派はたぶん500Cでは満足できないはずで、例えばミニ・コンバーチブルのようなクルマを選ぶべきだろうと思う。一方、家に付帯するバルコニーや周囲を部屋や壁に囲まれたパティオにいるような半戸外的空間が好きなセミオープン派にとっては、フィアット500Cはほとんど理想に近いクルマではないかと思う。

いずれにせよ500Cのキャンバストップは、チンクエチェントというクルマの持つ愉しさを増幅してくれるのは間違いない。リアエンジンの先代500がそうだったように、このボディ形式がフィアット500の標準でもいいのではないかと、僕は思ったほどだった。

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