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ハンドリング自慢のヨコハマ新タイヤ「アドバン・フレバ V701」を試走

アドバン・スポーツ譲りの攻めたプロファイル

旧型にあたる「DNA S.ドライブ」は、エコ系のスポーティタイヤとして2005年にデビューした。本来は「ブルーアース・エース」が後継を担うポジションに近いが、走り好きのファンは低燃費ブランドでは飽き足らず。かといって「アドバン・スポーツ V105」や「ネオバ」までの超高性能タイヤは不要。コストパフォーマンスや見た目にはこだわりたい、ノイジーなタイヤは避けたい等々…多様なニーズを満たすアドバン・ブランドの新生スポーツタイヤが待ち望まれた。

そして誕生した「アドバン・フレバ V701」は、回転方向指定タイプのシャープなパターンデザインを採用した。一見、S.ドライブと似ているが、横溝をすべて非貫通にするなど、パターン剛性と静粛性の面で大きく進化したことが把握できる。センターと中間部はブロック比率を高めた30ピッチ、ショルダー部は横溝を60ピッチにして、ブレーキング時のエッジ効果をアップさせた。

タイヤのキャラクターに大きな影響を与える断面形状は、上級モデルの「アドバン・スポーツ V105」から継承。高速走行に対応するリニアなハンドリングを狙いながら、安定性や快適性を犠牲にしないよう配慮した形状だ。

コンパウンドは横浜ゴム独自のオレンジオイルとシリカをブレンドした最新タイプを搭載。耐摩耗性ポリマーや低燃費ポリマーなども混合しているが、転がり抵抗の低減はとくに重視せず、ウェットグリップと走行性能に重点を置き、設計の自由度を高めたという。

実はこのあたり、無理をしてバランスを崩してしまう低燃費タイヤが多い中、かなり重要なポイントといえる。ちなみにラベリング制度の転がり抵抗は「A~B」、ウェットグリップは全サイズ最高グレードの「a」をクリアしている。

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