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3000億円の価値があるのか? トヨタが作った日本版ニュルを見て思うこと

今後変わっていくクルマづくりにおいて必要なもの

トヨタが勝負しているのは世界です。日本の箱庭のような比較的整った道を走るクルマだけ開発しているわけではありません。過剰なほど厳しい道で磨かれたクルマが、結果として高品質なクルマに仕上がっているのはメルセデス、BMW、フォルクスワーゲンなどのドイツ車を見ればよくわかります。

確かに今後自動運転に代表されるCASE技術が入って来て、クルマづくりは変わるでしょう。一方で、高度な制御技術は土台がしっかりしたクルマでこそ正しく発揮されると同時に、クルマの安全性がますます問われる時代になることも間違いないのです。

3000億円分いますぐトヨタが儲けられるのか? はわかりませんが、トヨタが今後ますますドイツ車や世界のカーメーカーと相対するとわかっている今、下山の導入はもっと早くても良かった! と思いこそすれ、無駄とは私には到底思えないのです。導入効果が得られるのは2年後、3年後に登場するトヨタ車かレクサスか? 非常に楽しみです。

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