アストン新型ヴァンテージは想像以上に好ハンドリングの真性スポーツ
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:アストンマーティン
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:アストンマーティン
そして何より圧倒されたのが、素晴らしいハンドリングだ。低速コーナーではノーズが素直にインに向き、それと同時にリアが欲しい分だけ回り込んでくる。そしていいタイミングでアクセルを入れていくと、すぐにステアリングを中立付近まで戻しながらニュートラルステアで立ち上がれるし、望むなら大胆に踏み込んで軽いカウンターステアが当たる領域まで持ち込むのも容易。いずれにしても掌や腰に挙動が饒舌に伝わってくるし、クルマの動きも落ちついているから、どうなってもコントロールできるという気にさせるのだ。
それでいて高速コーナーはしっかり安定している。この辺り、やはりE-デフの効果は相当大きそうだが、それも基本となる新世代のシャシー自体の実力の高さがあってこそのことだろう。初出のDB11 V12以降、同V8、そしてヴォランテと新しいモデルが出るごとに走りが洗練されていくのを感じていたが、遂にその本領がフルに発揮されてきたようだ。
時間切れでESP OFFは試せなかったのだが、動きの方向性は大筋では変わらないはず。一方、ESP ONではリアの落ち着きが増して、安心して走ることができた。この辺りの電子制御系も調教は行き届いている。カーボンブレーキの優れたタッチが何周走っても維持され続け、コルサではないP ZEROが高いグリップ力とコントロール性を失うことが無かったのも、大いに満足させてくれた。
新型ヴァンテージは紛れもないピュアスポーツ。許されるなら1日ずっとサーキットを走っていたかったし、きっとクルマもそれに十分応えてくれたはずだ。もちろん、普段使いにもデートも難なくこなすだろうが、もし手に入れたなら時には全開で走らせてやらないともったいない。きっと多くの人の期待と想像を超える、走りの世界がそこにはある。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
段付きGTAから身をよじって走りそうなZまで!タミヤのカーモデル再販&バリエーション【第62回 静岡ホビーショー2024速報】
全長3.7mの「小さな最高級車」あった!? コンパクトなのに“匠仕上げ”の「超豪華内装」採用! 570万円超えの「贅沢すぎコンパクトモデル」がスゴい
電動バイクの未来を変える!?実用化待望の「全固体電池」とは
御嶽山でオフロード走行&キャンプを楽しむ「EXPLORER CAMP MEETING」の参加申し込み受付がスタート!
インプレッサはBMW MINI アウディに勝てない? 日本の「小さなプレミアムカー」はなぜ成功しないのか?
メルセデスベンツ『CLE カブリオレ』に「AMG 53」、電動ターボで449馬力
ホンダの斬新「軽ピックアップ」が超カッコいい! 流行りの「アウトドア」にも最適! 万能すぎる「軽トラ」は日本にピッタリな商用車!
空力マシマシのMotoGPマシンは「決して戻らないし戻してほしくない」ベテランからは批判も若手ジャンアントニオはお気に入り
最近流行のクルマの「サブスク」! ぶっちゃけ「何がよくて」「ネガな点はどこ」なのかまとめてみた
マイアミGP、アメリカ史上最多のF1中継視聴者数を記録。サーキットにも27万人が詰めかける
トヨタ新型「カローラ」発売! 精悍さアップの「スポーツ」仕様も!? デビューから約“60年”「ずっと人気」維持し続ける秘密とは
レッドブル、スタッフ流出の噂気にせず。メルセデスから220人引き抜き「自分たちのことを心配したら?」
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介