大型SUV・VWアトラスのクーペ&ピックアップの試作モデルに乗った
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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続くタノアクのサイズは全長5438×全幅 2030×全高1844mm、ホイルベース3260mmとアトラスよりもさらに一回り大きい。もちろんこれは荷台における積載を考えてのことだが、おそらくMQBとしては最大のモデルになるはずだ。この日のショートテストでは確かに力強い走りを見せてくれたが、ラダーフレームを持たないゆえに果たして北米の他のピックアップのような酷使に耐えられるかどうかはまだ未知数である。
フォルクスワーゲン・オブ・アメリカの社長ハインリッヒ・ウェブケンによればピックアップ市場はドメスティック・メーカーの独壇場で、ここに入り込むかどうかはまだ決まっていないと説明していた。確かに「フォード F150」などラダーフレームを持った米国産モデルは独自の存在感を持って市場に君臨している。事実、「トヨタ タンドラ」や「日産 タイタン」は苦戦しており、わずかに小型の「トヨタ タコマ」が成功しているにすぎない。
タノアクはニューヨークでは斬新なデザインで好評だと聞いたが、この種の車は東部から離れた中西部以西で売れていることを忘れてはいけない。
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