新たな仲間募集、JAFの給水素+給電カー、新型GR86の方向性…S耐最終戦で見えたトヨタと水素の現在地
掲載 carview! 文:編集部/写真:編集部、トヨタ自動車
掲載 carview! 文:編集部/写真:編集部、トヨタ自動車
これまでカーボンニュートラル燃料(CNF)の先行実験などを行ってきた「GR86」だが、合わせて新型の開発をS耐で進めているのは公然の秘密だった。しかし今回、車両登録名が「ORC ROOKIE GR86 Future FR concept」へと変わり、新型GR86の開発を明言した格好だ。
搭載されるエンジンは現行の2.4L水平対向4気筒エンジン(FA24)ではなく、「GRヤリス」などにも搭載される“G16”1.6L 3気筒ターボエンジンで、今回の燃料はCNFではなくハイオクとなる。これは2026年から導入される排ガス規制「ユーロ7」にミートするような燃焼技術に挑戦するために新しいターボを投入したから。既存のデータと比較するためにあえてハイオクを使用しているそうだ。
「やっと次のGR86に向けた方向性が見えてきた年になった。ずっと今まで苦しんできた『クルマが曲がらない、乗りにくい』というのがここにきてやっと光が見えてきた。来年はもっと具体的に次の商品の方向をどうしていくかに踏み込んでいく。
FRのコンセプトはキープしながら、どういうパッケージにしていこうかというところも見えてきた。G16エンジンでやっているが、そこに進むのか、ちょっと違うのになるのかというのも考えていきたい(高橋プレジデント)」
(次ページに続く)
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