前代未聞のゲレンデ試乗 VW&HEADの幸せコラボ
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:後藤 渉
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東京からゲレンデまでの移動に使ったのはゴルフ・ヴァリアントTSIコンフォートライン。170psを発生する1.4リッターTSIエンジンを搭載することで、動力性能と燃費性能を高い次元でバランスしたモデルだ。先代のゴルフ・ワゴンはハッチバックに対して全長が245mmしか伸ばされていなかったが、ヴァリアントと呼ばれるようになった新型の全長はハッチバック比+360mm。その分、カーゴスペースは大きくなったし、ルックス的にもワゴンらしさがグンと増した。ハッチバック派生のお手軽ワゴンというよりは、見ても使っても本格派ワゴンを感じさせてくれる一台である。
4WDじゃないのはゲレンデエクスプレスとしてはどうなのよ? と思う人もいるだろう。たしかに4WDの走破性は大きな魅力だ。実際、次のページで紹介するゲレンデ試乗を通して、4WDの威力を嫌というほど思い知らされた。けれど現実的に考えた場合、4WDが存分に威力を発揮するのはごく限られたシーンでしかない。今回は雪のワインディングロードをかなりの距離走ったが、最近のスタッドレスタイヤの実力は本当に高く、急な上り勾配もグイグイ上っていってくれたし、ある程度丁寧なアクセル操作を心がければ、コーナーからの立ち上がりでトラクションコントロールの作動ランプが点灯することすらなかった。もちろんブレーキも意外なほどよく効く。ちなみに制動性能に関してはFFも4WDもほぼ同じ。4WDが威力を発揮するのは、凍結した急勾配を上るときぐらいのものだろう。
そういう意味で、スタッドレス装着を前提にすれば、FFでも十分にそれにも増して感心したのがゴルフ・ヴァリアントのドライブフィールの上質さ。シートに座り、ステアリングホイールに手をかけた瞬間から各部の剛性感が伝わってきて、走り出せば豊かなトルクと滑らかなエンジンフィール、スムースなステアリングフィールにある種の快感さえ覚えるのだ。まさに「50メートル走っただけでわかるデキの良さ」である。試乗記というと飛ばしたときのハンドリングやフルスロットル時のパワー感に話が行きがちだが、もっとも重要なのは日常的に感じられるこうした「味」の部分。それはまさに本間プロが話していた「履いて1メートル滑っただけでわかる実力」とオーバーラップする部分だ。
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