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ボルボイメージを覆す!? XC60ついに日本上陸!

ボルボイメージを覆す!? XC60ついに日本上陸!

XC60のディメンションは、全長×全幅×全高=4625mm×1890mm×1715mm。同セグメントのBMW・X3と比べると、40mm長く、35mmワイドで、40mm背が高い。アウディQ5との比較では、10mm短く、10mmスリムで、55mm背が高い。

「欲しい」を後押しするクルマに…

最近では変わりつつあるとはいえ、まだまだボルボに対しては良く言えば真面目、しかし悪い言い方をすれば退屈というイメージは根強くあるように思う。見た目の面でも、走りの面でも。きっと良いに違いないとは思わせていたが、それより一歩踏み込んだ「欲しい」という積極的な気持ちを湧き立たせる、そんな部分がちょっと希薄だった感は否めない。どのブランドも個性をそれまで以上に強調するようになったここ10年くらいは、特にそういう印象が強かったと言える。

これまでに無く明快な個性を主張しだしたXC60の登場は、ボルボに対するそんな先入観を塗り替えていくきっかけになりそうな気がする。しかも好感が持てるのは、だからと言って演出めいたキャラづくりをしているわけではないということ。そして今まで受け入れられてきたボルボらしさやその本質を、まったくスポイルすることなく新たな魅力を身に付けていることだ。これまでのファンにも、今まではボルボに食指の動かなかった人にも、両方にアピールできるクルマに仕上がっているように思う。

そんな存在感を後押しするのが価格設定だ。XC60はT6 SE AWDのモノグレード設定で599万円というプライスタグを掲げている。メルセデス・ベンツGLK300 4マティックが675万円、アウディQ5 3.2FSIクワトロが660万円ということを考えれば、しかもその装備内容を勘案すれば割安感は強い。

最近盛り上がりを見せているコンパクトSUVに惹かれている人なら、このXC60が選択肢に入れるべき1台であることは保証する。個人的にはこれまでのボルボにちょっと惹かれなかったという人にこそ試してみてほしいと思うところである。

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