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フィアット500X試乗。チンクとは別物のクラスを超えた走り

アメリカの合理主義がイタリア車を変える時

戦後のイタリアが工業化に遅れたのかというとそうでもない。ミラノやトリノは商業と工業の中心となり、フィアットを中心とした機械産業は何人かの天才的なエンジニアにも支えられて発展してきた。60年代に活躍したフィアットのダンテ・ジアコーサ(現在、多くのクルマが採用するFF=前輪駆動方式を考案)もその一人。現代のディーゼルエンジンの重要な技術であるコモンレールの基本パテントもフィアットが考案したものであった。

それではイタリアに足りないものは何か? 私はアメリカの合理主義かもしれないと考えている。とすると米クライスラーとフィアットの提携は素晴らしいシナジーを発揮するかもしれない。

メルセデス・ベンツのディーター・ツェッチェ会長は文化とクルマとの関係に関してこんな話をしてくれたことがあった。「イタリアとフランスは同じラテンでも異なっています。フランス人は実用主義(プラグマティズム)で、路上ではバンパーでクルマを押して出て行きます。でもイタリア人はカッコいいクルマを見ただけで泣き出します(笑)」。

そして今、イタリア人はカッコいいだけではく、実用性も高いクルマを求めはじめている。500の顔を持つ500Xは今年の台風の目になりそうだ。

※ページTOP写真は1990年代に活躍したアルファ155のマルティニ・レーシング仕様と筆者

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