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4月のマーケット概況、タントが初の首位に!

輸入車も駆け込み需要の反動が顕著に

■輸入車は24カ月ぶりのマイナスに

 輸入車にとっても2013年4月は厳しい月となった。エコカー補助金終了で国産車が台数を減らしていた時期にも右肩上がりを維持し、実に23カ月に渡って前年同期比プラスを続けてきた輸入車(外国メーカー車)だが、4月はついにその連続記録が途絶えてしまう。前年同期比20.6%減の1万2915台と大幅に減少し、日本メーカー車を含めると24.4%減の1万5578台とマイナス幅はさらに大きくなる。増税の影響があらわれた結果だが、価格帯別では1000万円超の高額クラスでは1.4%減にとどめているのに対し、400万円未満のクラスは21.5%減と大幅に減少。手に入れやすい価格帯のほうが駆け込み需要の反動が大きかったようだ。


■アウディがプラスを保って3位に浮上

 輸入乗用車ブランド別では多くが前年同期比マイナスとなり、軒並み2ケタ増となっていた3月とは様相がガラリと変わる。3月は1万台を超えていたフォルクスワーゲンは2853台まで減少し、前年同期比も21.3%減と大幅減。2位メルセデス・ベンツも15.8%減と大きく減っているが、そんな中でアウディが健闘。上位ブランドがそろってマイナスとなる中で1.7%増の1895台を販売し、4月単月での過去最高を更新。BMWを抜いて3位にランクアップしているが、新たに追加された「A3セダン」の販売が好調なうえ、その来店効果で「A4」なども好調に推移。35.7%減と大幅に台数を減らしたBMWに後塵を浴びせる結果となった。


■ジープが健闘。超高級車も増税しらず!?

 7位のジープは3月の8位からワンランクだけ順位を上げたが、伸び率は30.8%増と他ブランドを圧倒。販売台数は上位ブランドにおよばないものの、元祖SUVであるジープブランドの根強い人気に裏打ちされた結果だろう。4月末には新型となった「チェロキー」が日本市場に再投入され、今後も台数を伸ばしていくものと思われる。

 台数ではベストテンに入っていないが、11位のランドローバーが7.0%増の230台、12位のルノーが12.0%増の206台と、消費税増税の中で台数を伸ばしているブランドも少なくない。また、増税前の3月に大幅に台数を増やしていたマセラティは、4月も100.0%増。台数は多くないが、超高級車マーケットは増税後も一定のレベルで拡大していると見てもよさそうだ。

 増税後の販売減は自動車メーカー、ディーラーともに想定していたことで混乱は見られないが、回復までどのくらいの時期を要するかは予想しにくい部分が多い。新型車の投入や販売促進策の推進など対策は打たれつつあり、大企業の賃金増や雇用改善といった追い風もある。ボーナス増により7月前後には需要回復があり得るのか。あるいは消費マインドの後退が長引いて低迷が続くのか。まずは5月以降の動きに注目したい。



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