SUV用オールシーズンタイヤ「グッドイヤー アシュアランス ウェザーレディ」をテストコースで試した
掲載 更新 carview! 文:竹町 昭男/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:竹町 昭男/写真:小林 俊樹
オールシーズンタイヤは、一般的に摩耗するとパターンノイズが聞こえてやすくなる場合が多い。溝が太く深いため、ある程度は仕方ないことだ。摩耗そのものが早いという指摘もある。しかしウェザーレディは耐摩耗性も特筆すべきレベルを実現している。北米ではワランティと呼ぶ制度があり、摩耗ライフをメーカーが保証し、それより早く摩耗した場合は次のタイヤを安く買える。ロングドライブが多い北米のユーザーニーズを反映した制度だが、ウェザーレディのワランティは6万マイル。なんと9万5000kmを保証しているのだ。
さらに、米国では運輸局基準が設けられ、タイヤのサイドウォールに摩耗や耐久性、トラクション性能などの表示が義務付けられている。ウェザーレディの耐摩耗指数は700という数値が刻印されていた。これは100と刻印されたタイヤより7倍摩耗しにくいという意味で、あまり見たことがない。通常は300~400、スポーツ系で200前後、SUV用は500~600というのが一般的な数値で、ウェザーレディの耐摩耗性は群を抜いている。
ドライ、ウエット、耐摩耗性が良いとなれば、あとはスノー性能だが、ウェザーレディはM+Sだけでなく欧州で冬季の法規制対応の証となる「スノーフレークマーク」が刻印されている。メーカーテストによれば、雪上性能は実績のあるベクター フォーシーズンズ同等だという。
ベクターは北海道や東北で何度も氷雪路テストを実施した。アイスグリップがスタッドレスに及ばない点だけよく理解して、一般道で安全マージンを大きく取って走行すればスキー場などに向かう場合でも問題ないだろう。とくに関東以西の湿雪では大変よくグリップする。夏にオールシーズンタイヤを履いておけば春先や秋口の突然の降雪時もあわてなくて済む。北海道や東北の降雪地域となると、さすがに冬季はスタッドレスが必須だ。
静かで耐摩耗性にすぐれたウェザーレディは、ロングドライブ派に最適。実は北米ではSUV専用ではなく、乗用車やSUV向けに開発されたモデル。2017年1月のリリースには、トヨタの「カムリ」「カローラ」「ハイランダー」、ホンダの「アコード」「シビック」「CR-V」などに適すると書いてある。最新の静粛性や耐摩耗性を備えたオールシーズンタイヤとして、ぜひ乗用車用サイズも発売してほしい。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
車のボディまるごと「樹脂バンパー」で覆っちゃう!? ホンダの“素材リサイクル”の発想がぶっ飛んでた
モナコGP決勝、大クラッシュ発生で赤旗中断。レッドブルのペレスとハース勢がリタイア
スプリントの鬱憤晴らす渾身の勝利! バニャイヤ、今季3勝目。マルケスまたしても超追い上げ3位|MotoGPカタルニアGP決勝
国内最大級・ド迫力ボディの「エアロキング」を“運転”できる!? めちゃ貴重な「2階建てバス」運転企画を発売へ ファン垂涎「激レア体験」7月開催
2024年版 レスポンスも音も「感動的」な最新スーパーカー 11選 性能とデザインで頂点を争う
なぜ自動車メーカーが「養蜂」を行うのか? ハチミツ界のロールス・ロイスを目指しているわけではなかった!?
「宝石」のようなレーシングカー MGA ツインカム・ワークスマシン(2) 競技人生を静かに物語る凛々しさ
12時間レースでクラス優勝を狙え! MGA ツインカム・ワークスマシン(1) エンジンも塗装も64年前のまま
【クルマら部】今日から使えるクルマ愛クイズ!「F1」全4問・解答編
ハースF1モナコGPの予選でリヤウイング規定違反で失格。一体何があったのか? 小松礼雄代表「思い込みがあった……二度と起こしてはいけない」
ついにEV“充電レス”!? 世界初の「次世代ソーラーEV」実証開始 電池は“超極薄”
アルパインスタイル沖縄が爆誕! 「カリカ」や「ハバナ」もレンタルできる「アルスタレンタカー」を展開
【WRX S4ではありません!?】スバルが公開した謎の4ドアセダンの正体とは?【S耐富士24hレース】
【マツダが明言】本当だった次期「CX-5」計画! ハイブリッドはTHSのマツダチューン版が濃厚
キッカケは豊田会長の「走ってみない?」。マッチがS耐でレーサーに復帰したワケ【S耐富士24hレース】
【199万円!】大人気プチバン「シエンタ」の最安グレード“ガソリンのX”はアリかナシか?
近藤真彦参戦、弱点克服、夢のCO2回収装置…今年も水素カローラ進化が止まらない【S耐富士24hレース】
スズキ ハスラーに新スタイル「タフワイルド」登場! 通常モデルもアップデート&価格上昇も
PHEVで高性能なランボSUVの本命「ウルスSE」は3150万円。電動パワー+新デザインでお買い得
【予算もサイズも性能も好敵手】アルファロメオ「ジュニア」とレクサス「LBX」買うならどっちだ
【購入前にマストで訪れたい】LBXの世界観を体感できるポップアップ展示が世田谷にオープン