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自動車メーカーはポスト・グローバリズムのクルマ作りを目指せ【2015総括&2016展望】

自動車メーカーはポスト・グローバリズムのクルマ作りを目指せ【2015総括&2016展望】

(写真:フォルクスワーゲンAG )

出遅れた北米市場で巻き返したかったVW

一方、VWのディーゼル問題はどう考えればよいだろうか? 今後の調査で明らかになると思うが、この問題もグローバリズムをキーワードに推察できないだろうか?

ここからは私見だ。北米市場で遅れをとったVWは、得意のディーゼル車で宿敵プリウスを駆逐し、打倒トヨタを実現するべく大号令がかかっていた。VW製クリーン・ディーゼル車の走りに満足したユーザーも、まさか同社が2008年に施行された米国のディーゼル排ガス規制を不正にクリアしたとは思わなかっただろう。VWはさらに、排ガス規制がさほど厳しくない欧州でも不正を働き、1100万台という大規模な事件に発展してしまう。

もともと、欧州の排ガス規制はCO2(※二酸化炭素=地球温暖化に悪影響)に厳しくNOx(※窒素酸化物=人体に悪影響)に寛容な傾向があった。端的に言って、欧州に拠点を置くVWは、北米のNOx規制を甘く見たのではないか? グローバリズムが引き起こした過激なシェア争いの中で、功を焦ったとしか言いようがない。

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