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新型カイエン速攻試乗。コンサバデザインだが走り&先進装備が進化

話題のタングステンカーバイド採用ブレーキはお預けに

高速道路で5種類のドライブモードからコンフォートを選択すれば快適ツアラーにも変化する。これは3チャンバー・エアサスペンションのお陰だ。またブレーキには世界初のタングステン・カーバイド・コーティングを施したPSCB(ポルシェ サーフェス コーテッド ブレーキ)が採用されているが、このハードコーティングのお陰でプラス30%の耐摩耗性を誇ると共に、将来予想されるクルマを巡る粉塵対策の先取りもしている。しかし、私の試乗したターボにはオプションのPCCB(ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ)が装着されていたので、この新しいブレーキの効果に付いては判らなかった。

カイエンの最新モデルは操作性とコネクティビティを向上させた先進的なデザインのHMI、よりダイナミックになったドライビング・パフォーマンスとコンフォートネスの向上、そして充実したADAS(先進ドライバー支援システム)で確実に商品性が向上している。

ポルシェ・オーナーの間では「最良のポルシェは最新のポルシェ」という言い伝え(?)がある。これまでこのフレーズは911に関して使われてきたが、今回のクレタ島での試乗会ではカイエンにも適応すべきだと思った。

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