三菱「デリカD:5」 デビューから14年たった今も唯一無二な個性派ミニバン
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:三菱自動車 241
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:三菱自動車 241
現在販売されているデリカD:5の、特別仕様車を除いたグレードラインナップは下記のとおりです。
【標準車】
M|391万3800円~
G|401万5000円~
G-Power Package|425万1500円~
P|438万7900円~
【アーバンギア】
G|414万2600円~
G-Power Package|437万9100円~
P Edition|448万9100円~
「標準車」というのは、読んで字のごとくデリカD:5の標準的なデザインを採用しているライン。「アーバンギア」は、ツルッとしたニュアンスのフロントグリルとワイドなバンパーなどで「クール&スタイリッシュで都会的」といった方向性となっているラインです。
標準車を例にとってグレードごとの違いを説明しますと、おおむね以下のとおりとなります。
・アダプティブ クルーズ コントロールは全車標準装備。
・最廉価グレードのMは、ホイール径が18インチではなく16インチ。
・Mは8人乗り仕様(2列目がベンチシート)のみ。その他グレードは7人乗り(2列目がキャプテンシート)も選択可能。
・Mは後部のアクセサリーソケット無し
・Mは運転席側の電動スライドドア無し
・Gは、Mに無い上記の装備が付いている。
・G-Power Packageは、Gに加えてステアリングヒーターや運転席パワーシート、エレクトリックテールゲートも標準装備となる。
・またG-Power Packageは、後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能)と後退時車両検知システムをオプションとして選択できる。
・上級グレードのPは、さらにいろいろ標準で付いている。
以上をもとにおすすめのグレードを考えますと、ベーシックなMでもぜんぜん十分ではあるのですが、「ホイール径が16インチであるため見た目がややショボい」「2列目キャプテンシートが選べない」という点をネックと感じる人もいるでしょう。
その意味では、何かと過不足のないGがコスパ良好で好バランスなグレードだといえます。しかし冬場のスノボなどでも活躍させたいデリカD:5ですので、シートヒーターやステアリングヒーターはあったほうがいいかもしれません。そこが気になる人はG-Power Packageを選ぶか、Gにオプションでそれらを付けるといいでしょう。
最上級グレードのPは、後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能)と後退時車両検知システムが標準装備となるのは魅力ですが、これはG-Power Packageにオプション装着することもできますので、ゴージャスなPは「選びたければ選んでもいいが、絶対にPでなければならないわけでもない」といった立ち位置になります。
デリカD:5のライバルは、無理やり挙げればいくつかの車名を出すこともできますが、基本的には「ライバル不在」というのが正確なところだと思われます。最大7~8人が余裕を持って座れて荷物も積めて、トルクフルで経済的なディーゼルエンジンで、なおかつオフロードも得意で……という車はほかにほとんど存在しないのです。
設計が古いため「3列目シートの跳ね上げ収納は、最近のミニバンほど楽ではない」「ディーゼルエンジンの回転感覚に古さを感じる」という欠点はありますが、逆に言えば、欠点はその程度です。
「ガンガン使えて走りも良い、そしてスタイリッシュでもあるミニバン」として、デリカD:5には唯一無二の存在価値があります。アクティブなライフスタイルを送っている人には、強くおすすめしたい一台です。
次のページ>>スペック例
【 三菱 デリカD:5のその他の情報 】
三菱 デリカD:5の買取相場
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
FP1をスピンで失ったルクレールがスプリント予選2番手「シングルラップ改善の努力が報われた」フェラーリ/F1第6戦
「異端児」の有終の美 TVR T 400R トップギアの映像で内装を再現 ナンバー付きGT1ル・マン・マシン(2)
ちょっと「度を超えた」挑戦? TVR T 400R 346km/hのタスカン ナンバー付きGT1マシン(1)
空港と旧空港を直結!? さらに「西日本随一のフェリーターミナル」へ 北九州の海沿い快走路 5月部分開通
レッドブル&HRC密着:戦略にも影響を与えたニューウェイ離脱の報せから2日。フェルスタッペンは望外の最速タイムに驚く
狂気の沙汰!?「車道をランニングする迷惑歩行者」取り締まれないの!? 法律バッチリで「罰金あり」なのに逮捕できない理由とは
レッドブル相談役マルコ博士、RB角田裕毅のスプリント8位入賞に驚き「ソフトタイヤは10周かそこらでダメになると思っていた」
少年の日にみたネオン看板のようなデコトラに魅せられ「デコチャリ」「デコトラ」「専門誌」! 「トラック魂」編集長のデコトラ一筋人生
フェラーリはレッドブルに近づいた? ルクレール、マイアミGPのスプリントレースで確信
ブリッツがOBDモニターシリーズ製品各種で、スープラなど3車種の適合と表示内容を確認
〝世界一美しいクルマ〟に選ばれた「DS4」の独創的なデザインと滑らかな走り
「あれ、使われてるの?」 山道に現れる「緊急退避所」は昭和の遺物なのか そもそもどんな仕組み?
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介
【ついに乗ったぞ!】「ランクル250」オフロード試乗 プラドからの進化、300との違いを実感!
欧州高級ブランドより200万円は安そう! 夏発売「クラウンエステート」の絶妙な商品力に注目
高級ミニバン「LM」が苦戦!? “大本命”6人乗り1500万円“バージョンL”が5月に登場か