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ガヤルドのソフトトップ、スパイダー海外試乗記

最高のシーンを思い浮かべながら走らせる

結論めいたことを言えば、新しいガヤルドLP560-4スパイダーはリッチ・ピープルのためのデートカーとしては完璧な選択に思える。特に最近のリッチ・ピープルたちは、プロダクトの出来をシビアに評価して、その対価に値する製品であれば「グッド・バリュー・フォー・マネー」な選択として数千万円を支払うことも厭わない。逆に、評価に値しないものはどんな高級ブランドの製品でも目を向けない。

その点ランボルギーニは、ここ10年ですべての面で洗練度が増し、以前の「スタイリッシュだけれど扱いにくく信頼性に乏しいスーパー・スポーツ」という固定概念を払拭しつつある。

例えば、最新のガヤルドLP560-4スパイダーではクリアなエギゾーストノートが背後から響き、スロットルとステアリングの操作に繊細に反応する躾の良さなど、非現実的な世界に身を置きながらも、以前のランボルギーニと比べると格段にモダナイズされている。それでいて、フェルッチオ・ランボルギーニが威信をかけて生み出したスーパー・スポーツという強烈な個性を持つだけに、一度ランボルギーニの魅力にハマった人はその他の選択が考えられなくなる。

そして最も大切なのは、普段の走行は快適にこなしつつも、いざサーキットに持ち込めばこのクルマが「ホンモノ」であることを実感できる点だ。そう、こうしたスーパー・スポーツを買う人にとって重要なのは、表面的な出来の良さだけではなく、「ホンモノ」であることなのだ。

その気になれば、ミッドシップらしい特性を生かしてスロットルの微妙な調整や荷重変化だけで小気味いい走りを披露することもできるし、4WDゆえのトラクション性能の高さを生かして安定した走行をすることもできる。常にポテンシャルを引き出して走らせるわけではなくても、そうした「最高のシーン」を思い浮かべながら普段使いを楽しむのは、クルマに限らずどのハイエンド・ブランドでも同じはずだ。

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