【100万円超えオーブンも】超高級家電でキメたレクサス公式「GX」が“ロールス的な世界”に到達

スマートフラッシュヘルスオーブン

140万円もする重量級オーブンがラゲッジルームに鎮座

・・・というわけで、リアハッチを開け放つとご本尊のように鎮座するオーブンを皮切りに、軽くアイテムをご紹介。

●スマートフラッシュヘルスオーブン
7インチフルカラータッチ液晶やWi-FiでAmazonアレクサにも対応する電子オーブン。市販版と同じスペックであれば1300F（約700度！）まで上げられるため、ピザ窯レベル（400～500度）の焼き加減も楽々。ステンレスボディの重量は60kgとヘビー級です。単体のお値段は9000ドル（約140万円）～

●フォージ ヒーテッド アイスプレス
後席センターに置かれた、ロックグラスに浮かべる球体のアイスを作るアイスポールプレス。お値段は1500ドル（約23万円）～

●冷蔵庫
後席センターコンソールや、後席背後の壁には小型の冷蔵庫が埋め込まれています。これらはデザイナーズセレクションによるカスタムメイドでしょうか。ちなみにモノグラムの市販モデルの冷蔵庫は100万円超えとなっています。

●ワイン＆バーボン収納庫
ボディ外側の収納庫で、助手席側リアクオーターガラス部分がワインやバーボンのボトル、栓抜き、グラスなどの収納スペースに。

●プレーティングステーション
オーブン前の荷室フロアには熱々の料理を置けるデクトン（大理石風のハイテク磁器）製のプレートが置かれ、リアハッチ側にはカトラリーやゴミ箱も収納。

●ワイン＆スピリッツバー
バーキットやグラス、折り畳みテーブルを収納。

・・・オーブンはハイブリッドの発電で足りるのかとか、どうせならミニバンの「LM」でやったほうが良かったんじゃないか的なツッコミもありそうですが、あえてクロカンモデルで仕立てた無理矢理さ加減にも、超高級ブランドならではの凄みがあるかもしれません。

また、「GX」の無骨さとクールさが入り混じったネオクラシックな雰囲気に、モノグラムのデザインがマッチしているという理由も考えられそう。今後もレクサスがコラボなどを通してスペシャルモデルの制作を続ければ、ロールス・ロイスのワンオフモデルのような神々の領域への扉が開く可能性はあります。

そうでなくても最近は5億円近いラグジュアリーヨットを販売するなど、クルマ以外のカテゴリへの進出に熱心なレクサス。日本のクルマ好きとして唯一の国産高級車ブランドのチャレンジに、引き続き注目して参りたいと思います！

（終わり）