【JAIA】アストンマーティン DB9 GT…「音だけでも満足」「このクルマのような人間に」
掲載 更新 carview! 写真:編集部
掲載 更新 carview! 写真:編集部
これほど乗りにくいクルマもないものである。「世界を股にかけるイケメン諜報部員が乗るあの……」という形容詞が必ず付くのだからたまったものではない。こちとらドブのような顔をしたろくでもない中年。2m以内に近づくのすらはばかられるというもの。しかしそこは仕事。意を決して乗り込んでみる。
アストンマーティン独特のセンターコンソールのスロットにカギを押し込むと、トゥルリリリリッという存外に軽いクランキングの後に野太いエンジン音が室内に響く。カーナビの画面がおもむろに開くスピードもまたイケメン仕様。助手席の女子はこの段階で「好きー!」となっているであろう(ただしイケメンに限る)。
それにしてもこれほどまでに「大人の余裕」を感じるクルマがあるだろうか。ベントレーとはまた違った部位に筋肉がついている感じだ。いつでも“攻め”に転じることができる構えを持つ達人の雰囲気がある。
その証拠にアクセルを深く踏み込むと一瞬の間をおき、車体がコンパクトになったかのような錯覚を感じたあと、すぅぅぅぅっと当然のように、しかしとてつもない加速が始まる。まるで呼吸するかのようにだ。標的がいたとしたら確実に射抜いているだろう。
ここまで書いていて気付いたのだが、映画評を書いているのかクルマのことを書いているのかが分からなくなってきた。あの諜報部員とDB9のキャラクターが驚くほどそっくりなのだから仕方あるまい。あぁ、このクルマのような人間になりたいなぁ……そんな余韻を引きずりながら中年はクルマを降りたのであった。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
グリーンがアクセントの爽やかコスが素敵! SUPER GTのGreen Braveは2人の「埼玉GreenBraveサポーターズ」が応援します
【試乗】新型CR-Vの日本導入は水素燃料電池車のみ! 特殊なクルマかと思ったら実用性十分の「買いやすい」モデルだった
角田裕毅、F1ラスベガスGP初日は10番手「FP1は苦労したけど、改善できました。ポジティブな兆候です!」
クルマに付けてる「青地に車いす」マークに“法的効力”一切無し!? 「黄色いちょうちょ」と役割違う? 意外と知らない実態とは
日高前副会長の後任に、ヤマハ渡部克明会長兼社長が就任【日本自動車工業会】
50台限定の『ディフェンダー110』発売、アリゾナの自然を表現した「赤」採用 価格は1300万円
ヒョンデに続いて韓国のKIAも日本に上陸! どんなクルマが揃っているのかチェックしたらデザインも中身も結構ヤバい!!
なぜ12気筒エンジンは魂を揺さぶるのか? アストンマーティン新型「ヴァンキッシュ」は快感以外のなにものでもない。【試乗レビュー】
ミツオカ、創業55周年記念車『M55』の市販モデルを正式発表。ローンチ仕様を100台限定で発売へ
初代NSXに存在した「やりすぎ」モデル! たった14台しか売れなかった「タイプS Zero」のストイックさに脱帽
一体何が!? シーズン終盤のF1レースディレクター交代劇にドライバーたちも驚き「ちょっと奇妙だよね……」
VW、新型SUV「ティグアン」を発売 価格は487万1000~653万2000円
800万円は高いか安いか!? レトロ風で最新の安全装備充実!ミツオカ創業55周年記念車「M55」発表
【3分でわかるモデル解説】なんとなくMINIがほしいけど、どれを買えばいいか迷ってしまう初心者へ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
【アルファード/ヴェルファイアはイヤ!】そんな人の選択肢になるかもしれない高級ミニバン「Vクラス」はどんなクルマなのか?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!