自動車業界に今なお残る「昭和のデラックス志向」はもうやめてほしい
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹 1
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹 1
で、多くの業界はもちろんその潮流をとらえ、シンプルでけれん味のないナチュラル系デザインを大衆向け商品の主力としている。そのことはFrancfranc(フランフラン)などに行けばすぐにわかるし、最近ではニトリに行ったってわかることだ。
だが大衆向け自動車だけはなぜか、いまだ「デラックス志向の残滓(ざんし)」が目立つのである。
諸般の事情で安い素材しか使えないなら、それを逆手にとって「シンプルな機能美を追求しました」みたいな内装デザインにすれば良いと思うのだが、なぜか「高級感あふれるピアノブラック調パネル」みたいなものを、実用大衆車にも使いたがる。
また軽自動車やリッターカーであるならば、それを恥じることなく普通に分相応な面構えを採用すれば、それはそれで美しい顔立ちとなるはずだ。しかしそういった車ほど妙にキラキラとした高級車ライクなメッキパーツを多用したがり、そしてキリッと怖い目つきにしたがる。
これすなわち、いまだ自動車業界を跋扈する「昭和的デラックスの亡霊」である。
ただ、まさにけれん味のないデザインを全面採用したダイハツ ミラ トコットの登場により、「夜明けは近い!」と見ることもできるのかもしれない。
平成も終わろうとしている今になってこんなことを言うのもかなりアレなのだが、自動車メーカー各位には脱昭和というか「脱デラックス」を、なる早で実現していただきたいと強く願っている。
(ジャーナリストコラム 文:伊達軍曹)
----------
伊達軍曹(だて ぐんそう):自動車コラムニスト
外資系消費財メーカー勤務を経て自動車メディア業界に転身。「IMPORTカーセンサー」編集デスクなどを歴任後、独自の着眼点から自動車にまつわるあれこれを論じる異色コラムニストとして、大手メディア多数で活動中。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
子どもも楽しめる「乗れて」「触れる」コンテンツも多数! 2年に1度のトラック祭り「ジャパントラックショー」が開催
大きいランクル小さいランクル古いランクル
価格1500万円! レクサス最上級ミニバン「LM」に6座仕様登場 堂々の5m超ボディに超豪華シートが並ぶ!
[低予算サウンドアップ術公開]ドア内部のビビリ音を「予算ゼロ円」の簡単チューニングで抑制!
日産、営業利益前年比51%増!「Nissan NEXT」最終章、そして新経営計画「The Arc(ジ・アーク)」本格始動へ
スタイリッシュなファストバックスタイルが魅力の「408」ハイブリッドモデルが展示! プジョー出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
アウディA1の限定モデルをオンライン販売 150台限定の特別装備を満載
RBは今季中にトップ5チームに完全に追いつけるのか? メキーズ代表「アップデートが出来上がれば、どんどん投入する。0.05秒でも違いがあればね!」
いすゞ「新型スタイリッシュSUV」登場へ! 存在感スゴイ「3段V字グリル」がカッコイイ! 「超静音モデル」25年にノルウェーで発売
今の時代だからこそ心穏やかにトコトコと走りたい! レトロな雰囲気に包まれた日産「FIGARO(フィガロ)」とは
日産自動車、営業利益51%増・5687億円の好決算---2023年度
MotoGPフランスFP1|母国戦クアルタラロ、大苦戦20番手……プラマックのマルティンが最速
オラオラ系エアーに車中泊クロスター。ホンダアクセスの新型フリード用パーツがなかなかイケてる
【えっ、もう受注開始?】新型「フリード」今日から予約可! 6月の発売待ちは悪手。販売店ナマ情報
レクサスLM“3列6人乗り”ついに発売! 4人乗りと何が変わった? 1500万円でライバルは高級SUV
新型「フリード」は2連ラインLEDの未来顔! 「エアー」登場でまさかのステップワゴン方式に
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由
新型「フリード」5月登場! 「シエンタ」も改良で大激戦。デザイン派かコスパ派かでお勧めが違う
【年内納車も!】CX-80日本モデルは6月発表、8月予約開始。発売が遅れた“嬉しい理由”とは?
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?