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トヨタ「スープラ」並みの速い車も!? 復活してほしい高性能セダン5選

掲載 更新 11
トヨタ「スープラ」並みの速い車も!? 復活してほしい高性能セダン5選

■高性能セダンよ! いまこそ復活キボンヌ!

 2021年に入り、今年もさまざまな新型モデルの登場が期待されます。一方で、2020年にはさまざまなセダンが生産終了となり、セダン好きなユーザーからは嘆かれています。
 
 そうしたなかで、かつての国産セダンにはトヨタ「スープラ」並みともいえるほどの高性能セダンが数多くラインナップされていました。
 
 今回は、これまでに販売された国産高性能セダンのなかから、電動化や燃費規制が激しくなる昨今に復活してほしいセダンを5台紹介します。

オヤジセダンに280馬力のエンジンを搭載!? 隠れ高性能車5選

●ホンダ「インテグラ タイプR」

 ホンダは、1995年には3代目「インテグラ」を発売。このモデルにタイプRを設定し、3ドアクーペだけでなく4ドアセダンもラインナップしました。

 インテグラタイプRは、同社「NSX」と同様にエンジンチューニングが施され、最高出力200馬力を誇る1.8リッター直列4気筒VTECを搭載。

 各部品の置換や廃止によって約26kgの軽量化が図られてほか、シャシ剛性アップやサスペンションのスプリングやブッシュを強化するなど、細かな部分にまで手が入れられています。

 エクステリアデザインでは、前後に専用スポイラーを装着。さらに、従来のホンダマークの配色とは異なる赤地のエンブレムが付けられるなど、見た目からスポーティな演出が施されました。

 1998年には「98スペック」と呼ばれる改良がおこなわれ、2001年には2代目タイプRにモデルチェンジするタイミングでセダンが廃止となります。

●トヨタ「アリスト」

 今から約30年前、日本はバブル景気という夢のような時代でした。そのなかで、日産「シーマ」に端を発した高級車ブームは各メーカーに波及し、トヨタは1989年に「セルシオ」を発売します。

 その後、バブルが終わりを迎える直前の1991年にトヨタ「アリスト」がデビュー。

 エクステリアデザインは、カーデザイナーの巨匠こと、ジウジアーロ率いるイタルデザインがおこない、セルシオの重厚感と反する、低くスタイリッシュなフォルムとされました。

 パワートレインは、後に「スープラ(A80)」に搭載される、3リッター直列6気筒ツインターボ「2JZ-GTE型」を設定。

 最高出力280馬力を発揮し、加速性能をはじめ高い走行性能が評価され、セルシオ同様に人気を博しました。

 1997年には登場した2代目モデルにも2JZ-GTE型を継承設定。しかし、2005年にレクサスブランドの上陸とともに発売された「GS」にバトンタッチしたことで、アリストは市場から姿を消しました。

●三菱「ギャラン VR-4」

 1969年に発売された初代三菱「ギャラン」は、ラリーなどのモータースポーツに参戦するほどスポーティなモデルでした。

 しかし、2代目モデルからミドルサイズに変更されたことで、モータースポーツのイメージは1978年に登場した初代「ランサー」に変わっていきます。

 その後、世界ラリー選手権に参戦することを目的とした「ギャランVR-4」が発売され、再びギャランは高性能セダンに返り咲きます。

 パワートレインは、最高出力205馬力を発揮する2リッター直列4気筒ターボエンジン「4G63型」を搭載。モータースポーツベースの「ギャランVR-4 RS」もラインアップされました。

 その後もマイナーチェンジを受け、最終仕様では最高出力は240馬力を発揮。ギャランVR-4は後に続いた「ランサーエボリューション」シリーズに継承されるDNAの元祖的存在として、現在でもコアなファンからの支持を集めています。

■高性能セダンには4WDが定番だった?

●日産「ブルーバードSSS ATTESA」

 1959年にダットサンブランドから発売されたのが初代「ブルーバード」です。

 その後、1987年に登場した8代目モデルの最上級グレード「1800ツインカムターボSSS ATTESA LIMITED」に搭載されたエンジンは、最高出力175馬力を誇る1.8リッター直列4気筒DOHCターボを搭載。なお、マイナーチェンジで2リッターエンジンに換装されます。

 また、この8代目モデルは、ブルーバード初となるビスカスカップリング付きセンターデフ方式を採用した4WDシステム「ATTESA」を採用しました。

 ATTESAに加え、4輪操舵システム「HICAS」と「STC-Sus(スーパー・トーコントロール・サスペンション)」による高い旋回性能と安定性ゆえに高い人気を誇ったモデルです。

●スバル「レガシィB4 3.0R」

 高性能4WDセダンとして外せないのが、2003年に登場したスバルの4代目「レガシィ」です。

 歴代モデルから3ナンバーサイズ化されたことや、独特のエキゾースト音が無くなったことでファンからは落胆の声もあったモデルでもありました。

 しかし、高性能セダンとしてはさらに進化を遂げており、最高出力250馬力を発揮する3リッター水平対向6気筒エンジンを搭載。

 さらに2004年には、エクステリアに専用パーツを装着し、専用チューニングのビルシュタイン製ショックアブソーバーや18インチホイールを装備する「3.0R Spec B」が設定されました。

 なお、北米仕様には2019年モデルまで、3.6リッター水平対向6気筒エンジンを搭載した「3.6R」が存在していました。

※ ※ ※

 2019年はトヨタ「マークX」、2020年にはレクサス「GS」などかつての高性能セダンを継承するモデルが生産終了となりました。

 また、2020年11月にはトヨタが「クラウンのセダンを廃止し、クロスオーバー化することを検討」という報道がされ、セダン市場の縮小が加速しているようです。

 2021年には、新しいセダンが登場するのか、それともまたひとつセダンが消えるのか、セダンという長きに渡り人気を誇ったボディタイプに注目せずにはいられません。

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みんなのコメント

11件
  • 今、この手の車はスカイライン400Rだな。
  • 高性能とまではいかないと思いますが、
    ハンドリングセダンだったプリメーラは、
    初代・2世代目みたいなハンドリングセダンとしての
    復活を切望しますね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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