エンジンを後ろに置いて前輪を駆動させる車はありますか？ FFやFR、MRにRR、４WDとありますが、 RFやMFとかはあるのですか？？ ある場合はその車種名を教えてください。

Answer 1

現代の車両という事でいえばフォークリフトはほぼ全てがRF（リアエンジン・フロントドライブ）もしくはリアよりのMF（ミッドシップ・フロントドライブ）で、かつ後輪で操舵するように作られています。
フォークリフトでこのような変則的な配置が主流となっている理由としては･･･
前方に重量物を積載するため、前輪に充分なトラクションがかかるということ（後輪駆動では駆動輪が浮いてしまう）
さらに後輪が操舵輪になっているため、前輪は駆動のみ後輪は操舵のみと完全に役割分担できること
エンジンが後方にあるため、重量物を運搬している場合でも重心バランス的に操舵輪にも適度なトラクションがかかるため、小回りが抜群に良くなること
エンジンが後ろにあるためドライバーが荷物のすぐ後ろに配置でき、視認性や操作性も良好・・・と、RF方式が完璧にハマる車種といっても良いです。


なお一般的な乗用車、貨物車では今のところメリットが見出せないため後部エンジン前輪駆動方式はありません。
通常の車と同様に前輪で操舵する場合、FFの欠点とFRの欠点とMRの欠点を併せ持つ最悪の方式となってしまうからです。

まずFFの欠点としては、前輪で操舵する場合、駆動機構と操舵機構サスペンションがスペースを食い合うため、操舵角やサスペンションの設定自由度が低くなる（つまり小回りが効かない）かといって後輪操舵にするとドライバーが転換訓練を受けないとまともに操縦できなくなる。
加速時のトラクション効率が悪い（加速時には後ろ側に重心が移動してしまう上、FFと違って重量物であるエンジンが後部にあるからなお不味い）

またFRの欠点のドライブシャフトが車内を貫くため車内が狭くなる（セダン系の自動車でよくある真ん中の出っ張りですね）
そしてリアエンジン車の欠点の充分に広いリアシートが取れない問題（無理に取ろうとしたら運転席と助手席が前方に出てしまうため衝突安全性に問題が出る）荷重移動が難しくカーブで曲がらない（電子制御で無理やりって手段もあるにはある）後ろにラゲッジルームを取れない（ケイマンやボクスターみたく背の低いエンジンを使えば多少は取れるけど･･･）

つまりRFやMFで乗用車を作ると遅くて曲がらなくて車内は狭く荷物が積めない車が出来上がりますし、後ろに重量物を積み込む貨物車両として使うとひどいことになるわけです。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございました。
意味がないから作らないのですね。
フォークリフトがMF方式ということを初めて知りました。

Answer 2

エンジンが後ろで前輪「も」駆動しているのなら、ポルシェの911にRRベースの4WDがあったような気がします。スバルのサンバーもそうだったかな。MRベースの4WDなら初期のころのエスティマなんかもそうです。ですが、私も乗用車でRFは聞いたことないですね。

Answer 3

ＲＦにする理由が無いでしょう。
駆動するタイヤに荷重をかけてトラクションを良くする為に車はデザインされています。
ＦＦやＲＲは駆動輪の上に重たいエンジンを持ってきて荷重を掛けています。
ＦＲの場合加速時に駆動輪側へ荷重が移動するのでトラクションが掛かります。
リヤにエンジンを載せてフロントタイヤを駆動すればスタート時にすぐにタイヤがスリップしてまともに加速できないでしょう。
しかもトランクのスペースも無くなるのでは。

Answer 4

後ろとは言え無いが
ＦＦミッドシップと言った車はありましたね
エンジンが前軸上より後ろだから・・・・
アコード、インスパイヤー

Answer 5

一般の自動車には存在しませんが、昔の戦車には
ミッドエンジン/フロントドライブが多用されていました。

第二次大戦中の主力戦車（Ｍ4、九七式、Ⅳ号など）は、
ほとんどＭＦ方式の駆動レイアウトを取っています。

ＭＲ方式はイギリス（クロムウェルなど）ソ連（Ｔ34など）くらいです。

Answer 6

知り得る知識の限り・・・無いと思います。
ヒルクライムのレース用として、前後にエンジン（ツインエンジン）があり、前後が独立しているスズキカルタスはありますが・・・
市販車ではないですし。
でも車両のバランス上、後ろにエンジン置いて、前輪を駆動させるなんて無意味ですよね？