三菱 i-MiEV のみんなの質問

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これからは電気自動車が主流になる?

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それは30年くらい未来の話です。

●状況
現在,マスコミでは,電気自動車のブームがあるように伝えていますが,下記が10年後(2020年)の需要予想です。


★現在(2009年)の比率 (日本/世界)
ハイブリッド車=7.6%/1.2% … ハイブリッド車はブームだが,世界ではわずか1%
ディーゼル車=0.07%/13.5% … ディーゼル車は欧州乗用車では,53%の比率

★2020年の比率予測 (日本/世界)
ハイブリッド車=16% … 確実に増えます。特にホンダ/日産のようなパラレル型が普及します
電気自動車=2% … 10%と見込む方もいますが,電池の進歩からみて,そのようなバラ色の未来はありません

●分析
欧州では,ディーゼル車の比率が53%もあり,これにより軽油の活用,CO2排出量の軽減に役立っています。しかし日本でのハイブリッド車比率はエコ減税で10%を越えたくらいです。

●今後
現在,高速道路網が整備され,人口が減少方向です。このため渋滞路走行頻度はますます低下していくため,ハイブリッド車による燃費改善(カタログ値は2倍)は,社会的にみると,どんどん低下していくことになります。このためガソリンエンジンのハイブリッドよりディーゼル車あるいはディーゼル・ハイブリッドに移行します。

●電気自動車は?
下記の4つの課題が解決できないので,当面,普及はありません。

<1> コストが高い … 電池のコストは車両コストを2倍にします
<2> 航続距離が短い … iMiEVは,暖房を使いながら,高速道路を走ると,50kmしか走れません
<3> 充電時間が長い … iMiEVは,AC100Vで充電すると,14時間かかります
<4> 充電インフラが少ない … 急速充電するためのインフラは全国で58個所しかありません。建設には600万円かかります。電気代はガソリン代の約1/10なので,建設しても利益があげられません。結局,民間では,充電インフラ整備は困難です。ちなみにガソリンスタンドは約5万個所です

●電気自動車普及シナリオのウソ
よく1日の平均航続距離は短いといいます(日産:100km以下,三菱:平日40km以下)。たしかに「平均値」はその通りです。しかしクルマを買うとき,平均値は買いません。

たとえば日本では30%以上がミニバンです。ミニバンには6~8人が乗れます。しかし日本の平均搭乗車率は,わずか1.4人です。もし「平均値」で買うなら,2人乗りのクルマが売れるはずです。

クルマは非常に高価な商品なので,「平均値」ではなく「可能性」で買うのです。子供の野球大会で7人乗ることもあるから,セダンより燃費の悪いミニバンを買うのです。

●電池は進歩したか? これからも進歩するか?
電池は15年間に進歩しました。

・出力密度=5倍
・エネルギ密度=3倍

しかしiMiEVは,冬季,高速道路を走行すると,わずか50kmしか走れません(暖房をやめれば100km走れますが,着いたときには風邪をひいています)。これを500kmにするには,あと45年間かかることになります。

●石油はいつまで?
石油はいつまでも採掘ができるようなご意見もありますが,採掘可能な場所は年々,減っています。このため2035±5年くらいのところに,需給バランスのくずれが来そうです。自動車会社では,このタイミングを遅らせる(ハイブリッド車,ディーゼル車)とともに,次世代の駆動源(燃料電池自動車)の開発をおこなっています。

よく燃料電池自動車はインフラがないといいますが,社会全体のエネルギ媒体が「水素」になるので(水素社会),長期的には実現可能です。温暖化を考えると,一次エネルギは原子力発電になり,これも長期的に解決する必要があります。

●当面は?
大半の車両は,燃費を改善したガソリン車になり,これに加えて,クリーン・ディーゼル車やプラグインハイブリッド車が増えていきます。ガソリンエンジンの燃費改善のキー技術は,ターボ・チャージャなどの過給機と高EGRによるポンピングロス低減です。

ディーゼルエンジンは,厳しい排ガス規制への対応コスト(40~100万円)のため,シェアが落ちるという人もいますが,高コストの後処理装置を使わない燃焼改善と上記のような圧倒的な燃費改善により,日本でも普及するでしょう。

ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2011.5.1 00:44

りょうか~い。

みんなありがとぉー。

その他の回答 (6件)

  • 主流になったとしても半世紀以上先のことでしょう。今のEVのスペックやインフラの設備状況からしてエンジン車に取って変わる事は無いと思います。メーカーは満充電で200キロくらい走れると言っていますが、夏の雨の日の夜などでは電気の消耗が激しく50キロくらいしか走れないという実験結果が出ています。さらに充電に関しても急速充電でも30分(ガソリンなら5分くらいまで)、一般家庭なら200Vで8時間近く掛かり、それに伴い電気の需要が増え発電所での発電量の増加→火力ならCO2増加、原子力なら原子炉の高出力化、新たな原子炉の建設、放射性廃棄物の増加。電気自動車は走行時は排ガスを出しませんが、発電時にCO2などを出します。現段階では電気自動車は近場乗りの軽自動車や原付に変わる程度の普及しかしないでしょう。

  • ジワジワとなっていくような気がするよ^^

  • 電気自動車の時代が来る・・・・・ってのは、福島以前の話ですよね。電気がどんどん供給されている前提。
    これが崩れましたから、とうぶんこないでしょう。
    むしろ、デイーゼルではないでしょうか?ハイブリッドガソリンエンジン並みの燃費です。しかも、今のデイーゼルは環境にいいんです。でなきゃ、環境にうるさいドイツやフランスで過半数のクルマがデイーゼルの理由がわかりません。

  • ガソリン自動車が衰退するまで普及すると思いませんがある程度普及すると思います。

    電気自動車の開発を各電力会社が協力している理由は深夜電力の無駄な発電を少しでも解消する事が目的なのです。
    現在昼間の段階では多くの方が会社で仕事をされているのでパソコンなどの家電製品の使用量が多く水力・火力・原子力・風力などの発電所で発電している電力をほぼ消費出来ています。
    しかし、夜間の時間帯は多くの方が自宅へ帰宅し睡眠をしているので電化製品の使用が少なく待機電力や自動販売機で使用している程度です。
    昼間と比べると微量の電力しか消費出来ていないのです。

    各電力会社では深夜の時間帯の無駄な発電を少しでも解消する事を目的に、自動車会社と協力し「深夜電力で充電する電気自動車」というコンセプトで販売をしているのです。

  • 最終的には主流になるでしょうね。充電の問題さえ解決できればガソリン車よりもあらゆる面で優れていますし・・ただ何年かかることやら・・・・・

  • 充電可能な場所が増えて手頃な車両価格にならない限り主流にはなりません。

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