三菱 i-MiEV のみんなの質問

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車の駆動方式、RR車について教えてください。

RR車についての質問は他にもたくさんありますが、どうも釈然としません。
車については全くの素人ですのでド素人でも理解できるようどうかご解説お願いいたします。

私が知る限りでは、現在国産車ではFF車が主流になっています(よね?)。
しかし一般的にはFF車に比べるとFR車の方が操作性や小回りなどの点について有利とされています。(操作性については好みが分かれるかもしれませんが、少なくとも私はFRの方が自然で操作しやすいように感じます。)
反面、FR車はFF車に比べ部品の数が多くなり、費用がかさむ、重量増のせいで燃費も悪化するなどのデメリットもあります。

そこでRR車です。
素人発想ではRR車なら、後輪駆動ならではのより自然な操作性と、シャフトなどの部品も減らすことができFF車とFR車の良いとこ取りのように思えます。

しかし私の知る限り、現行車種でRR車はポルシェなど輸入車のみで、国産車には無かったと思います。
私が考えるようなことを、自動車会社が考え付かないはずはないので、RR車には絶対的な欠点があるのだと思いますが、具体的にRR車の欠点は何なのでしょうか?

車に関する知識はほとんど無いので、間違っている点もあるかもしれませんが、どうかそこはお手柔らかにご指摘をお願いいたします。
御回答よろしくお願いいたします。

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ベストアンサーに選ばれた回答

RRの致命的な欠点、それは、安定性のなさです。RRは、もともとドイツの軍事車両に用いられたのが最初 (?)で、そいつの最高速はせいぜい80~100km/hでした。もちろん、軍事車両ですから、おもに走るのは、悪路ばかり。とてもじゃないけどトップスピードなんて出せませんでした。だから、この弱点にも気づかなかったんですね。RRは、高速域で安定性を欠きます。それは物理上仕方のないことなんです。
紙飛行機を折るときに、よく鼻先を内側に織り込む人がいますよね?あれは、飛行機の前を重くすることで安定性を上げてるんです。矢もそうですね。物体は移動するときに前が重い方が安定するんです。車にも同じことが言えます。ポルシェ911は、RRです。911は、リアを安定させるために、めっちゃ太いタイヤを履いています。それこそレースカー並みです。そうでもしないと200km/hくらいでド派手にスピンしちゃうんですよ。でも、その極太タイヤのおかげで200km/hくらいまではなんとか走れるんです。じゃあ、普段私たちの乗るあの貧弱そうなグリップの低いタイヤだったら・・?多分120km/hでレーンチェンジしたら、コンクリートの壁にへばりつきますね。でも、それは、リアタイヤの後ろに重いエンジンがあるから。
じゃあ、エンジンなきゃいいんじゃね?
って、思いませんでした?正解です。要は重いエンジンが後ろになきゃいいんです。でも、動力源がなければ車は動きません。エンジンがダメ・・じゃあ、モーターは? おkなんですね。そこに目を付けたのが三菱。具体的にはi-MiEVという車がそれに当たります。モーターはエンジンよりずいぶん軽いですから、後ろに積んでも全然おk。それに、モーターの持つ低出力によるトラクション不足も解消と。

質問者からのお礼コメント

2014.2.11 01:29

多くのご回答いただきありがとうございました。後方に重心があるのは有利というわけではないというのは驚きでした。どの方も丁寧に答えていただきましたが、最も納得できたstkca様を僭越ながらBAに選ばせていただきます。dozidenoroma様、urizanec様、l63254hjkj様、pt911964様、papasa_aki様もありがとうございました。

その他の回答 (6件)

  • 大衆車からRRが撤退した理由。
    エンジンの馬力が上がり、冷却が厳しくなったから。
    乗車スペースが確保するのが厳しいから。
    馬力のあるエンジンでも、トルクステアが出なくなったから。
    ですね。
    部品点数も減らす事出来ますし、RRと違いFFの場合足回りも凝った構造で作らなくても良いからでしょうか。
    排ガス規制もあり、マフラー容量に余裕があるのも嬉しいですね。
    あと、FFでも縦置きエンジンと横置きエンジンでは違います。
    NSXの失敗の要因は、レジェンドの横置きのエンジンをそのまま搭載したので、エンジン重心が高い事がスポーツカーとしてはダメでしたね。 MR2も同じです。
    911は縦置きのRRです。エンジンの向きを180度変えればMRです。

  • RRの国産車は昔はスバルR2(通称テントウムシ)とか軽自動車には結構採用されていました。
    しかし、ポルシェのRR採用理論とは違いあくまでも、居住性の改善が目的でした。
    RR(FF含む)のメリットは室内にドライブシャフトを通さなくてもよいのでサイズが限られている軽自動車や出来るだけコンパクトなサイズ(スモールカー)の車で室内面積を大きく取れることにあります。このような理由でサイズの小さい車に採用されていました。当時はFFの駆動輪=操舵輪となるシステムにドライブシャフトの技術が追い付いてなくトラブルが多く発生しており、そのトラブル回避として採用されたようです。その後、等速ジョイントが開発され、ドライブシャフトのトラブルが激減したことにより、エンジンが後ろにあることにより、冷却システムが複雑になりやすいRRを廃止しFFに完全移行されました。当時のRRはラジエターの搭載位置がないので、VWタイプ1やポルシェと同じく空冷を採用していました。RRを使用していたメーカーも空冷では、排気量・パワーが上がった場合の冷却に問題を生じるためFF方式を採用したくてうずうずしていたところ、先のジョイント開発によって問題解決RRを採用するメーカーはなくなったのです。

  • RRの欠点は重心が後ろ寄りになるのでバランスを崩すと容易にスピンに至る事でしょうか?
    実際経験ありますが、大衆車でも舐めてかかると結構怖いですよ。

    RRの利点はご指摘通りパワーユニットがコンパクトでスペース効率に優れる点です。
    だから大衆車に盛んに使われたのでしょう。
    同じようにパワーユニットが前側だけに集中するFFも同じ利点を持ちます。
    しかし、FFは駆動輪と操舵輪を兼ねる為に技術的に複雑になるという欠点がありました。
    これがFFがなかなか普及しなかった点です。
    アレックイシゴニスがミニでFFを一般化し、更にフィアットのダンテジアコーサが「ジアコーサ式」と呼ばれる現在のFFの形を作ったのです。
    このFFがRRを駆逐したと言っても良いでしょう。
    RRのワーゲンビートルがFFのゴルフ世代交代したように大衆車の主流はFFとなってしまいました。

    スマートなど再びRRの利点を小型軽量エンジンを用いる事で復活させた車種もありますが、今のRRはエンジン設置位置はどちらかと言うとMRに近いです。
    昔のRRに比べるとかなり前方にエンジンを積んでます。

    ポルシェだけはちょっと特殊です。
    911はRRであること自身がある意味で存在意義でもあります。

    ちなみに次期ルノートゥインゴは次期スマートとシャーシを共有するためにRRで出るそうです。
    久々のRRのコンパクトカーとなります。

  • それはゲームの話でしょうか。

  • FRが自然な操作性になっているのは、後輪駆動だけではなく「フロントエンジン」という部分も大きいです。
    (フロントエンジン・リヤドライブの略がFR)

    RRですが、この一番の重量部品であるエンジンが後輪軸の後ろ(リアオーバーハング)に飛び出てます。
    これは操縦性にとっては大変よろしくなく、アクセル踏めばドアンダー、抜けば激しく巻き込むという特性になります。
    加えて前輪荷重が抜けがちなので高速ではフロントリフトが起こりやすく、直進安定性が良くないという欠点もありました。
    非力なうちはいいんですが、初期の911なんぞは東名の直線でよくスピンして事故ってるような恐ろしい車でした。
    漫画の「湾岸ミッドナイト」で欠陥車呼ばわりされてますが、間違いでもないわけで。

    ポルシェがRRをスポーツとして成立させているのは
    ・駆動輪のトラクション性能が高く、大馬力の吸収性に優れる
    ・低重心の水平対向エンジンとセットにすることで、ノーズダイブの起こりにくいブレーキング姿勢が作りやすい、つまり強力な制動能力を与えやすい
    ・前輪に充分に荷重が乗った状態なら回頭性が非常に良い
    という特性を活かし、地味にネガを潰してきたからです。


    元々RRはキャビンを大きく取れるという実用パッケージという面が大きかったのです。
    初代ビートルやスバル360などがそうですね。
    今の国産車だと三菱アイがそんな思想でRRです。(MRに近いRRですが)
    サンバーは先代までRRでした。

    が、時代とともに動力性能は向上、前述の欠点が目立ち出し、ついにはこんな事が起きます。
    コルヴェア事件
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3#.E3.82.B7.E3.83.9C.E3.83.AC.E3.83.BC.E3.83.BB.E3.82.B3.E3.83.AB.E3.83.B4.E3.82.A7.E3.82.A2.E4.BA.8B.E4.BB.B6.E2.80.95.E2.80.95.E3.83.AA.E3.82.A2.E3.82.A8.E3.83.B3.E3.82.B8.E3.83.B3.E3.81.AF.E5.8D.B1.E9.99.BA.3F

    等速ジョイントが実用化されFFがモノになりだした時期でもあり、実用パッケージとしても必然性が薄くなり、以後一気に駆逐されていきます。
    上手く作らないとエルクテストで転がるようなパッケージングより、常時アンダーの方がまだ安全ですし。

  • 後が重くて曲がらない。
    たとえ、うまく曲げられたとしても、後が重くて慣性が働いてリアが流れやすい。

    つまり、全然まがんねー。と。めっちゃ曲がりすぎる。
    が極端。

    車の理想としてはMRです。


    ポルシェが頑なにRRに拘っているのは911だけ。
    911の根強いファンのご機嫌伺い的なところもあります。
    でなければケイマンなんて作りませんって。

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