３年近くも前の話で申し訳ありませんが、

Question

２０１６年１１月４～６日「新城ラリー2016」で，TOYOTA GAZOO Racingが開発を担当したＣ－ＨＲのラリー仕様車がデモランを行ったという記事を見ましたが、未だ、全日本ラリー選手権などのラリー競技にＣ－ＨＲで出場している選手がいないところを見ると、Ｃ－ＨＲはラリーカーとしては不向きと言うことでしょうか？
実際、ラリー用パーツの販売も積極的に展開されていないようですし・・・。
※個人的には、同じクラスの他車に比べると車高が低く（見た目、タントとかの軽ハイトールワゴンなどよりも低く見えます）、４ＷＤなので、ラリーカーとしてのポテンシャルも高そうなのですが・・・。

Answer 1

現在の規則では勝つことが難しい、からでしょうね。
今年クラス区分が変更されたばかりで、私も詳しくわからないのですが、例えば全日本ラリー選手権のクラス区分は次のようになりました。
（注）ターボ車は排気量×1.7換算となります。
ｸﾗｽ6(JN-6)
気筒容積が１５００ｃｃ以下のＲＪ、ＲＰＮ（ＡＴに限定）およびＡＥ（気筒容積別区分なし）
※ＡＥ＝電気自動車・ハイブリッド
ｸﾗｽ5(JN-5)
気筒容積が１５００ｃｃ以下の前輪駆動のＲＪ、ＲＰＮ
ｸﾗｽ4(JN-4)
気筒容積が１５００ｃｃを超え２５００ｃｃ以下の前輪駆動および４輪駆動のＲＪ、ＲＰＮ
ｸﾗｽ3(JN-3)
気筒容積が２５００ｃｃ以下の後輪駆動のＲＪ、ＲＰＮ
ｸﾗｽ2(JN-2)
気筒容積が２５００ｃｃを超える２輪駆動のＲＪおよび２輪駆動のＲ
ｸﾗｽ1(JN-1)
気筒容積が２５００ｃｃを超える４輪駆動のＲＪ、４輪駆動のＲ

ＲＮとかＲＪ車両の解説は跳ばしまして、単純に排気量と駆動方式でどこのクラスにＣ－ＨＲが入るのか、と仮定の話をしますと
1.8ℓハイブリッドの２ＷＤはＪＮ６クラス
1.2ℓターボの２ＷＤと４ＷＤは1,196cc×1.7＝2,033ccでＪＮ４
で、同じクラスにどのようなライバルがいるかと言いますと、
ＪＮ１クラスはヴィッツ・フィット・ノートeパワー等
ＪＮ４クラスはスイフト・コルト等
こういったライバルと勝負しなければなりません。
Ｃ－ＨＲが良い車かどうかというより、こういったコンパクトで車高の低く、特に車両重量が半分程度のライバルたちの方が、普通に考えれば運動性能は良いと考えられますよね。
この決められたクラス区分の中でどの車を使えば勝てるか、ということを参加選手は考えて車両を選んできますので、残念ながら選ばれることはない、ということになってしまいます。
質問者さんが考えられているような同じような形状の他車との比較、ではないんですね。
ＷＲＣ＝世界ラリー選手権ではもっと運動性が求められますので、トヨタはヴィッツ＝ヤリスで参加していますし。
トヨタはラリー競技振興のために、主にトヨタ車を対象にしたラリーシリーズも国内で開催していますが、ここでもＣ－ＨＲは主流とは言えない状態ですし、競技用パーツの供給も無いようなので、スプリントラリー（スピードを競うラリー）用としてはトヨタも考えていないのではないでしょうか。
ただ、ダカールラリー等の耐久性も求められるラリーレイドならベース車両になれるかもしれません。
ご覧になったのは、イメージアップのためのコンセプトカーのようなものだったのではないでしょうか。

Answer 2

まあ、不向きでしょうね。

車高は高いし、車重もあります。
モータースポーツ系のパーツもありませんし、ワンオフで作って
勝てる車になるかというとそうでもない。

TGRラリーチャレンジで、C-HRクラスが出来たらどうか？
ってアンケートがありましたが、何も動きがありません。

ＳＵＶでラリーやっている人がいないのがすべてです。
デモランした個体ですが、海外仕様のＭＴで国内販売しているものとは違います。