BMW 335iのトルクカーブ

Question

335iのツインターボエンジンは，カタログでは1200rpmから最大トルク（40.8kgm）が発揮されるとあります。
http://www.bmw.co.jp/jp/ja/newvehicles/3series/coupe/2010/showroom/dynamics/6_cylinder_engine.html#more

先日，オートバックスで自分の335iのパワーチェックをしたところ，40kgmあたりが発揮されたのは，凡そ3500rpmでした。
これはなぜでしょうか？

素人の推測ですが，
①BMWのDMEが原因でしょうか？
通常，街中での走行がメインで，低回転ではあまりアクセルを踏まないので，DMEの学習機能によって，低回転では最大トルクが発揮されないように制御されている，のでしょうか？

②計測方法が原因でしょうか？
計測方法によってトルクが正しく計測されないのでしょうか？オートバックスのパワーチェックは，クルマをローラーの上に載せて，DTCをOFFにし，後輪のみで計測します。

自車データ：
2007年式 E92 335i（正確に言うと，N54エンジンなので，最大トルクが発揮されるのは1300rpmからです）
走行距離は約1万7千㌔
純正，改造なし

計測結果の馬力，トルクカーブのチャートの写真をアップしました。ちなみにカタログ値である306ps 40.8kgmを上回る320ps 44.7kgmが計測されたこともうれしい想定外の結果でした。
BMWはカタログ値が本当に出るとは言われていますが，335iの実馬力／トルクがこんなにカタログ値を上回るのはよくあることなのでしょうか？

質問が多くて恐縮ですが，詳しい方のご回答をお待ちしています。

↓のチャートの一番上の青色の線がトルクカーブです。真ん中の緑の線が馬力カーブです。

補足

補足①前期型335iなのでトルコンATです。 補足②低回転の計測が，niyaniya365さんご指摘のようなローターの負荷を上げる方法で取られたのか，未確認です。 補足③計測した時の外気温は15°程度だったと思います。 補足④計測前に，数十㌔ほど走っているので，エンジンは十分に暖まっていたと考えられます。

Answer 1

そのクルマの仕様は判らないので妄想になるけど、トルコンATでは？

トルコンとはトルクコンバータであって、トルク増大装置です。従ってそのカタログトルクよりも大きなトルクが計測されるのは当然の話になります。もしATでもDCT(デュアルクラッチトランスミッション）であれば、カタログ値に近い値が出ます。DCTの場合はトルコンが無くスリップする単なる継手なので、トルク増大作用が無いためです。

そのトルク40キロが3500rpmというカタログではもっと低いところで出るトルクもトルコンと計測方法の違いです。アクセルをバンと踏んでもターボの過給はそう素早く上がりません。低回転でちゃんとした出力を計測するのであれば、アクセル全開でレブリミットまで吹かしてから今度はローラーの負荷をあげて逆にエンジン回転数を下げていくような計測でないと駄目なんです。

それと外気温。外気温が低いとパワーが上がります。このためある程度の補整はしているのですが、実際にどうやったかは判らないのでなんとも言えません。自動車メーカーは外気温25度ぐらいで計測した値を公開しています。

なのでパワーチェックは参考程度に(´∀｀) 今の記録を保管しておいて、なんかおかしいと思ったら計測し直してメンテナンスとチューニングに繋げていくのが本当の使い方です。

質問者からのお礼コメント

お二人とも回答ありがとうございました。

トルクカーブがカタログと違う伸び方をしたのは，計測方法によるもの，馬力及びトルクがカタログ値より上回っていたのは，トルコンATによるもの，また外気温がメーカーの計測時のものより低かったことも，カタログ値以上のものが出た原因の可能性であるということで理解できました。

Answer 2

1.ターボなので外気温が適正じゃないと本来のパワーは出ないです。
2.エンジン・ターボ等が「しっかり暖まっていない」と本来のパワーは出ないです。
3.当たり前ですが、最初からアクセル床まで踏んだ状態じゃないと（ry

135乗ってるので、今度パワーチェックやってもらおうかな・・・。（ドキドキ