アルピナの最新モデル、B3 S ビターボはクルマのグルメである
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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アルピナは「BMW 3シリーズ」(F30)のフェイスリフト(BMWではLCI:ライフサイクル・インパクト)を機にこれまでアルピナのカタログに掲載されていた「B3 ビターボ」に追加するカタチで、そのハイパフォーマンス・バージョン「B3 S ビターボ」を開発した。
これまでのB3 ビターボに搭載されている3.0リッター直6エンジン・ツインターボのターボチャージャーと冷却系を改良し、最高出力324kW(440ps)/5500~6250rpm、最大トルク660Nm/3000~4500rpmを発生する。ベースのB3 ビターボから23kW(31ps)と60Nmの性能アップとなった。組み合わされるトランスミッションはこれまで通りスイッチトロニック付き8速スポーツオートマチックだが、当然ZFにより新たなアルピナのエンジン特性に応じて最適化されている。具体的にはメカニズムの最適化と専用のトルクコンバーター・ユニットを採用、ハイパワーに対応させながら、高効率と高い快適性を実現している。もちろん環境への配慮も忘れてはおらずオート・スタート・ストップ(アイドリングストップ)機能も搭載されている。
B3 S ビターボにはこれまでのアルピナ・モデル同様に4ドア・リムジン(セダン)とツーリング(ワゴン)が用意され、共に後輪駆動と4WDの選択が可能となっている。特に4WD(※日本ではリムジン、ツーリングとも後輪駆動のみの設定)とツーリングは、本家BMWのM3仕様が存在しないだけにアルピナ・バージョンは魅力的な存在である。
ダイナミック性能はアルピナのプレスキットによれば、後輪駆動モデルはリムジン/ツーリングとも0-100km/hの加速は4.3秒、4WDはリムジンが4.0秒/ツーリングは4.1秒となる。一方、最高速度はリムジンの後輪駆動モデルがこのシリーズとしては最速の306km/h、次いでツーリング後輪駆動モデル(303km/h)、リムジン4WD(301km/h)、ツーリング4WD(298km/h)となっている。
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