メルセデスが電気自動車「EQC」を国内で発表。55台の限定車は“自動車の誕生日”を意味する1886を襲名
掲載 更新 carview! 写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 写真:メルセデス・ベンツ日本
7月4日、メルセデス・ベンツの電気自動車「EQC」が日本で発表されました。
55台限定の特別仕様車「EQC エディション1886」(1200万円、55台限定、今年10月以降納車予定)のWeb商談予約は18日午前11時から開始で、先着順です。
カタロググレードとなるのは「EQC 400 4マチック」(1080万円、2020年春納車予定)。どちらも今年10月に引き上げ予定の10%の消費税を適用した参考価格となっています。
ちなみに1886年はダイムラー社の創始者であるカール・ベンツとゴットリープ・ダイムラーが、それぞれ別々にガソリン車を完成させた年として有名なのでした。
EQCが使うプラットフォームはEV専用ではなく、SUVでエンジン車の「GLC」がベース。このあたりは流石のメルセデスも、ブランド初の量産EVの開発に慎重なのかもしれません。全体的なフォルムもGLCをややスリークにした印象ですが、フロントマスクなどには電気自動車らしいディテールが与えられています。
インテリアも専用デザインですが、10.25インチのディスプレイを2つ横に繋げた超ワイドディスプレイなど、最新のメルセデスの内装デザインをベースに、ハイテックな演出を加えた雰囲気になっています。
前後車軸に1個ずつ搭載されるモーターの合計最高出力408ps(300kW)、最大トルク765Nm。水冷式のリチウムイオン電池の容量は80kWhで、航続距離は400km(※欧州参考値)、0-100km/h加速は5.1秒です。負荷の高くない時はフロントモーターのみで走行して効率を高めます。
身近なライバルを探すと、一足先に日本発売された「ジャガー I-PACE」が400ps/696Nm、90kWhのバッテリーで航続距離は438km/h(WLTCモード)、0-100km/h加速は4.8秒となっていて、EQCは5.1秒で負けているというご指摘もありそうですが、650kgものバッテリーを積んで「ポルシェ カイエンS」を上回る加速を実現している時点で十分な気もします。「テスラ モデルX」も含め、電気自動車SUVの価格やパワーは今のところ横並びといったところでしょうか。
EQCの安全運転支援システムなどは「Sクラス」と同等のものが標準装備されています。
また、バッテリーは新車購入から8年または16万km以内に残容量が70%未満に劣化した場合は特別保証が適用されるとのこと。EQCは水冷バッテリーなので、国産EVより劣化しにくいかもしれませんね。
充電はもちろんCHAdeMOに対応し、全国約2万1000基の提携充電ネットワークの月会費と充電費用が1年間無料になるサービスも付帯するそうですが、大容量バッテリーの場合、急速充電器を使っても満充電まではかなり時間がかかりそう。長距離ドライブ時の使い勝手はどうなのか、今後のレポートにも注目したいところです。
次のページ>>スペック
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
プリウスオーナーにおすすめ!鋭角のフロントガラスにフィットする内窓専用ワイパー カーメイト
ジープ 限定車「コマンダー オーバーランド」発売 ブラウン内装がプレミアムな室内空間を演出
レンジローバーイヴォーク 2025年モデル受注開始!PHEV車を中心に価格を見直し
ベテランだってチト怖い!? 鬼門!! [高速道路の合流]への恐怖心を払拭せよ!
昭和世代じゃなくてもグッとくる!? ちょい[イケてるクルマ]にまつわる言葉8選
新型エルグランド大胆妄想!! アルファードに勝つために必要な性能と価格とは?
なぜ「SLS AMG」は比類なきスポーツカーだったのか? メルセデス・ベンツとAMGが注いだコスト度外視の革新的技術とは
MotoGPスペインGPプラクティス|王者バニャイヤ、レコード更新し初日最速。マルク・マルケス3番手
トヨタ・ランドクルーザーの中核モデル「250」シリーズが発売。特別仕様車のZX“First Edition”とVX“First Edition”も設定
ボルボ「XC40」仕様変更&プレミアムな装備を採用した特別限定車を発売
日産 新エネルギー車のコンセプトカー4車種をお披露目 北京モーターショー【動画あり】
ホンダ 新EVシリーズ第2弾 新型「e:NP2」「e:NS2」発表 北京モーターショー
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う