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BMW C 400 XとC 400 GTはファッションセンスが正反対の兄弟アーバンスクーター

標準装備が充実もTFTディスプレイは付けておいたほうが無難?

装備については両モデルとも、ABSはもちろん、スタビリティコントロールのASC、ETC2.0、キーレスシステム、コンフォート・パッケージと呼ばれるシートヒーティングとグリップヒーターなどが標準装備。さて、他に必要なものなんだっけ?という充実ぶりです。

しかし、悩ましいのが、試乗車に搭載されていたプラス7万5000円のオプション装備となるスマートフォン連携システム「BMW Motorradコネクティビティ」。メーター部分が標準のアナログメーター+モノクロ液晶から、TFTのフルカラーディスプレイになり、ぐっと今どき感が増します。スマホをBluetoothで接続すると、ディスプレイに矢印表示によるナビゲーションを表示したり、対応するヘッドセットをセットすれば、プレイリストを表示して音楽を聴いたり、連絡先を呼び出してハンズフリーで電話をかけたりすることができます。

こちらのオプション、本体価格の8%ちょっとと考えると、編集なら悩んでしまいそうですが、今後の拡張性を考えると、選んでおいたほうが悔しい思いをしなくて済むかもしれません。

ユニークな機構としては、両モデルとも前後一体型のシートをガバッと開けて、収納スペースをグイっと下に押すと、じゃばら状の部分が広がって、フルフェイスヘルメットを収納できるようになるフレックス・ケースが装備されています。拡張したままだと走行時にリアタイヤと干渉してしまうため、元に戻さないとエンジンがかからなくなる安全装置が備わっているので、うっかりさんも安心ですね。

次のページ>>どちらも走りは軽快だけどどちらを選ぶかは難しい選択

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