米フォード・モーターは1月14日、デトロイト・モーターショーにおいて、最新の「マスタング シェルビーGT500」を発表した。
ポニーカーの愛称で知られるスペシャリティクーペ「マスタング」は、チューニングカーベースとしてもポピュラーな存在。特に伝説のレーシングドライバー/カーエンジニア、キャロル・シェルビーが手がけた「GT350」や「GT500」は、ル・マンを制した彼の輝かしいレースヒストリーもあいまって、今もアメリカ車のレジェンドとなっている。
今回公開された現代版マスタング シェルビーGT500は、モアパワーを常に追い求めたシェルビーの名にふさわしく、700hp超を発生する5.2リッタースーパーチャージドV8を搭載。公道走行可能なモデルとしては史上最もパワフルなフォード車となる。また、カーボン製ドライブシャフトやクラス初のデュアルクラッチトランスミッションの採用などにより、加速性能は0-97km/h 3秒台半ば、0-400m加速11秒以下と、歴代マスタングでベストの数値を叩き出す。
もちろん単なる直線番長ではなく、「フォードGT」から移植されたブレンボ製6ピストンブレーキキャリパーや、ジオメトリーを見直された軽量コイルサスペンションにより、コーナリング性能も底上げされている。また、オプションとなるハンドリングパッケージを選択すれば、調整式のストラットマウントやガーニーフラップつきスポイラーも装着可能。
さらにハードコアなカーボンファイバー・トラックパッケージでは、20インチカーボンホイールに専用のトレッドパターンが与えられた「パイロットスポーツ・カップ2」タイヤも奢られる。
インテリアは、サイドサポートが強化されたレカロシートやカーボントリムがレーシーな雰囲気を盛り上げる。12インチLCDのインパネやタッチスクリーン式のコントロールシステムも備えるなど、マスタングのトップモデルにふさわしい豪華な空間となっている。
待望のマーケットローンチは本年秋とアナウンスされている。アメ車ファンならずとも注目する1台となるのは必至だ。
車種:マスタング
[次の記事] キャデラック、3列シートSUV「XT6」を初披露
アメリカ最大のカスタムカーショーSEMA、今年のトレンドはなんと言って...
ダッジ、チャージャーのワイドボディ版「SRTヘルキャット」を披露。量産...
最高出力500ps超! ハイパワーかつお買い得感の高いアメ車の現代版マッ...
【東京オートサロン2019】輝いてる! 日本レースクイーン大賞を受賞し...
マッスルカー ダッジ チャージャーとチャレンジャーが2019年モデルへと進化
フォード、電動SUVのマスタング マッハEをLAショーで発表。GTモデルは91...
フォード、マスタングのEV版を発表。“らしさ”をあしらったクロスオーバ...
トヨタRAV4が今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーに決定。トヨタは10年ぶ...
BMW 3シリーズが今年のインポートカー・オブ・ザ・イヤーに決定。ダイナ...