メルセデスAMG初のマイルドハイブリッドを採用した53シリーズを発表
掲載 更新 carview! 写真:市 健治
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メルセデス・ベンツ日本は9月6日、今年1月のデトロイトモーターショーで発表されたAMGの新しいラインアップ「53シリーズ」の日本導入を発表した。シリーズに設定されたのは「AMG E 53 4MATIC+(セダン、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレ」と「AMG CLS 53 4MATIC+」で、デリバリーはEクラスセダンとステーションワゴンは今月から、CLSは10月、Eクラスクーペとカブリオレは11月からを予定している。なお、現行Cクラスは直6エンジンを載せるスペースの都合や衝突安全などへの配慮から53シリーズの設定は見送られるという。
AMG 53シリーズは、3.0L 直6エンジン、ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、48V電気システム、電動スーパーチャージャーといった、今年3月に発表された「S 450」と同じコンポーネントのハイパフォーマンス版を搭載。
エンジンとトランスミッションの間に配置されるISGは最高出力22ps、最大トルク250Nmを発生する電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能を兼務。従来のハイブリッド車と同じように回生ブレーキで発電された電力は約1kWhのリチウムイオンバッテリーに充電され、48Vに高められた電気システムにより、低回転時の駆動や加速時のアシストをはじめ、エンジン始動時やアイドリングストップの際の再スタートの振動抑制にも寄与する。またアイドリング時には電気モーターの充電電量を調整することで、エンジン回転数を低回転に保ち、効率性や快適性も向上させている。
S 450のエンジンに大型ターボを組み合わせた直6エンジンは最高出力435ps(S 450比+68ps)、最大トルク520Nm(同+20Nm)を発生。加えて、低回転域で過給を行う電動スーパーチャージャーによってターボラグを解消し、スムーズなエンジンレスポンスを実現しているという。
4WDシステムは可変トルク配分を50:50から0:100の範囲で可能としたAMG開発の「AMG 4MATIC+」を搭載。またコンフォート、スポーツ、スポーツプラスの3モードからダンピング特性を選択できる「AMG ライドコントロール+」も装備される。安全運転支援システムは自動再発進機能付きのACCである「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」や、自動で車線変更を行う「アクティブレーンチェンジングアシスト」、車両や歩行者などとの衝突の危険性をドライバーに警告し、必要な場合には自動緊急ブレーキを作動させる「アクティブブレーキアシスト」などが備わる。
価格は、AMG E 53 4MATIC+のセダンが1202万円、ステーションワゴンが1239万円、クーペが1213万円、カブリオレが1268万円、AMG CLS 53 4MATIC+が1274万円。
※本文中に誤りがあったため修正いたしました。(9月7日)
修正前:V6エンジン
修正後:直6エンジン
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