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新型アテンザのセダンとワゴンがジュネーブで揃い踏み。今春にも日本デビュー

3月6日に開幕したジュネーブショーにおいて、商品改良を受けた「Mazda6(日本名:マツダ アテンザ)」のセダンとワゴンが揃い踏みした。セダンは欧州プレミア、ワゴンは今回がワールドプレミアとなる。

現行アテンザが登場したのは2012年。それから3度目となる今回の商品改良では、内外装ともにフラッグシップに相応しい上質感を磨きあげ、より大人の落ち着きを感じさせるデザインへと進化させたという。

具体的には、外装ではフロントグリルがさらに大きく深くなり、LEDヘッドライトが細くシャープに。一方の内装は細部にいたるまで水平基調を浸透させたデザインを採用したほか、日本の伝統家具や楽器などに使われる栓木(せんのき)を用いた本杢素材などによってプレミアム感を演出している。

一番の注目ポイントはパワートレインだろう。現行アテンザにはガソリンのSKYACTIV-G(2.0Lもしくは2.5L)とディーゼルのSKYACTIV-D(2.2L)が設定されているが、先の新型CX-5と同じく、2.5LのSKYACTIV-Gに気筒休止システムなどの新技術が採用される。また、北米向けをメインとした新エンジンとして、2.5Lの直噴ガソリンターボ「SKYACTIV-G 2.5T」もラインアップに加わる。こちらはCX-9に搭載されているエンジンと同様だ。

運転支援システムについては、全車速追従可能な「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」や360°ビュー・モニターなどを採用して安全性を高めている。日本市場には、本格的な春の訪れとともに投入されそうだ。

そのほか、次期アテンザを示唆すると言われる「マツダ VISION COUPE」や大きな反響を呼んだ次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」なども展示される。

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