水平対向4気筒ターボを搭載した「ポルシェ 718ボクスター」が日本上陸
掲載 更新 carview! 写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 写真:望月 浩彦
ポルシェジャパンは6月1日、新型「718ボクスター/718ボクスターS」を日本初公開した。最大のトピックはもちろん、伝統の水平対向6気筒・自然吸気から水平対向4気筒・直噴ターボに切り替えられた新エンジンで、「718」とは4気筒の水平対向エンジンを搭載し、1950年代~60年代にタルガ・フローリオやル・マンなどで栄冠を勝ちとった「初代ポルシェ718」に由来している。
予約受注は既に2月1日からスタート。価格は「718ボクスター」が658万円(6速MT)/710万4000円(7速PDK)、「718ボクスターS」が852万円(6速MT)/904万4000円(7速PDK)。期間限定だった左ハンドル仕様の受注が終了しているため、今後はすべて右ハンドル仕様になる。デリバリー開始は6月末から7月上旬を予定。初代ボクスター(タイプ986)のデビューから節目の20年、ネーミングも新たにリスタートする。
新型718ボクスター/718ボクスターSには、力強いパフォーマンスと好燃費を両立するダウンサイジング型の水平対向4気筒・直噴ターボエンジンが搭載される。
718ボクスターに搭載される2リッター版は、先代比+35psの最高出力300ps/6500rpm、同じく+100Nmの最大トルク380Nm/1950-4500rpmを発生。0-100km/h加速はこれまでより0.8秒速い4.7秒(※)、最高速度は275km/hをマークする。これらパフォーマンス向上の一方で、燃費(NEDC・PDK仕様)も約12.6km/Lから14.5km/Lに改善されている。
上位グレードのボクスターSには、2.5リッター版を搭載。こちらには911ターボで実績のある可変タービンジオメトリー(VTG)を用いたターボチャージャーを採用し、より大きなトルクを広範囲かつ効率的に発生することを可能にした。結果として、先代比+35psの最高出力350ps/6500rpm、同じく+60Nmの最大トルク420Nm/1900-4500rpmを発生し、0-100km/h加速はこれまでより0.6秒速い4.2秒(※)、最高速度は285km/hに達する。ニュル北コースのラップタイムは、先代より16秒も速い、7分42秒を記録しているという。燃費(NEDC・PDK仕様)も約12.2km/Lから13.7km/Lに改善されている。
※PDK・スポーツクロノパッケージ装着時
パフォーマンスの向上に合わせて、シャシーやブレーキ性能もアップデート。足回りの引き締めや0.5インチワイドになったリヤホイール、+10%ダイレクトに設定された電動パワステなどによって、サーキットから日常走行に至るまで、コーナリング性能や俊敏性もさらに高められている。
また、718ボクスターには車高が10mm低い「PASM(ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム)」が、718ボクスターSには新たな装備として車高が20mm低い「PASMスポーツシャシー」が、それぞれオプションで設定されている。
内外装も新デザインへと移行している。フロントフード&ウィンドウ、ソフトトップ以外のすべてが一新された外装では、とくに大型エアインテークやLEDデイタイムランニングライトを統合したバイキセノンヘッドライト、2つのルーバーを備えたサイド・エアインテーク、3DのLEDテクノロジーと4灯のブレーキライトによるテールライトが目新しい。
内装では、Apple CarPlayなどにも対応した最新世代のPCM(ポルシェ コミュニケーション・マネージメントシステム)が標準装備されるほか、細かいところではエアコン吹き出し口の形状や時計の位置などが変わっている。
次のページ>>スペック
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
【やっぱり残念】別れが惜しまれるスマートなコンパクトカー物語 この4台は間違いなく都市交通のスマートなソリューションだ!
セナがいた、プロストが走った!『ホンダF1プロジェクトチーム』第2期の栄光と技術挑戦
150cc&12インチの「ギリギリ軽二輪」ハートフォード・ミニエリートで高速に挑む「100km/hは結構余裕!?」
全長4.9mの大型SUV アウディ新型「Q6L e-tron」初公開! “中国市場専用EV”は2024年末から長春にて生産開始
ついに勝った! ランド・ノリス、フェルスタッペン下してF1初優勝。RB角田裕毅は7位入賞|マイアミGP決勝
F1マイアミ決勝速報|ランド・ノリス、F1参戦6年目にして初優勝! フェルスタッペンを下す。角田裕毅7位入賞
SHOEI「X-Fifteen MARQUEZ BARCELONA」 9月末までの受注限定モデル登場
[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]中級スピーカーをサクっと装着! 高級純正システム搭載車にはデッドニングが効く!
要注意! 事故率の高いクルマの色があるって知ってる?
メルセデス・ベンツ EQA【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
【最新モデル詳報】ボクたちに愛すべき相棒、MINIが新世代に移行。クーパー/カンロリーマンのワクワク、ドキドキ時間
フェルスタッペンがスプリント制す。リカルド&角田のRBが大健闘のダブル入賞【レポート/F1第6戦マイアミGP】
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介
【ついに乗ったぞ!】「ランクル250」オフロード試乗 プラドからの進化、300との違いを実感!
欧州高級ブランドより200万円は安そう! 夏発売「クラウンエステート」の絶妙な商品力に注目
高級ミニバン「LM」が苦戦!? “大本命”6人乗り1500万円“バージョンL”が5月に登場か