本日発表！ Cクラスに待望のクリーンディーゼル「C220d」追加

現行Cクラスに待望のクリーンディーゼルモデル「C220d（セダン／ステーションワゴン）」が追加され、10月1日から発売される。

今回の追加により、メルセデス・ベンツ日本は24車種中、10車種にクリーンディーゼルモデルを揃えることになった。さらに来たる10月10日には、「Vクラス」にもクリーンディーゼルモデルを追加予定。また、年内にはCクラス初のプラグインハイブリッドも投入される。

豊潤なトルクと低燃費を両立

「C220d」は、ピエゾインジェクターを用いたコモンレールシステムや、2基のターボチャージャー（高圧用／低圧用）を採用した最新世代の2.2Lクリーンディーゼル「BlueTEC」エンジンを搭載。トランスミッションにはCクラスとして初めて9速ATの「9G-TRONIC」を組み合わせ、静粛性と燃費を向上させている。

最高出力は170ps/3,000-4,200rpm、最大トルクは400Nm/1,400-2,800rpm。JC08モード燃費はセダンが20.3km/L、ステーションワゴンが19.6km/Lをマークしている。

有害物質の除去は？

排出ガスに含まれる有害なNOx（窒素酸化物）は、「AdBlue（アドブルー）」と呼ぶ尿素水溶液を噴射して化学反応を発生させ、NOxの80％以上を無害な窒素と水に還元。AdBlueは1,000km走行で約1Lを消費し、定期メンテナンスなどで充填する（タンク容量は24.5L）。

一方、NOxとトレードオフの関係にあるPM（粒子状物質）は、排気管に設置した特殊なフィルターによって燃焼・除去している。

グレードならびに価格

C220d AVANTGARDE＝559万円
C220d ステーションワゴン AVANTGARDE＝595万円
C220d ステーションワゴン Sports＝641万円
C220d ステーションワゴン Sports（本革仕様）＝679万円

※同仕様のガソリンモデル「C200」との価格差は25万円
（例：C200 AVANTGARDE＝534万円）

メルセデス・ベンツは「潔白」

世間を騒然とさせているVWの排ガス不正操作問題について、メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は「個人的には非常に驚いている。ルールを破ったとしたら残念なこと。私どもとしてはダイムラーAGの表明（※リンク先はPDF）にもある通り、各国の法令を遵守した上で、トルクフルかつ好燃費なクリーンディーゼルモデルを提供している」とコメントし、「今回の件は決してプラスになる要因ではないが、ガソリンやハイブリッドも揃えている強みを活かしながら、今後もディーゼルの良さを訴求していきたい」との考えを示した。

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