最小＆最安アストン、シグネットが日本デビュー

アストンマーティンは29日夜、ブランド初のラグジュアリーシティカー『シグネット』を日本で初公開した。ローンチイベントは英国ブランドの聖地「ヴァルカナイズ・ロンドン（東京・南青山）」で行われ、ダンサーらによる華麗なパフォーマンスとともに日本でのデビューを飾った。

■475万円は破格のプライス!?

トヨタiQをベースにしたアストン史上もっとも小さいシグネットは、同時にもっともリーズナブルなアストンでもある。ベース車の価格はiQ 130G MT→（165万円）から310万円も高い475万円だが、1500万円以上の超高級車がずらりと並ぶアストンのラインナップでは、異例ともいえるプライスタグだ。

エンジンや足回りといったメカニズムはiQとほぼ同じ。内外装はもちろん、他のアストン車と同様の“本物志向”で満ち溢れている。メタル製のフロントグリルやコの字型を描くLEDリアランプなど、アストンのデザイン記号を巧みに採り入れつつ、最高級のレザーやアルカンターラを奢る室内空間では、コンパクトなスペースながらも豪奢な世界観が演出されている。

またユーザーのカスタム心に応えるため、内外装のカラーや素材も多種多様に用意。アストンではシグネットをして、“紛れもなきアストンの一員であり、世界初の小さなラグジュアリーカー”であると謳う。

■限定50台のローンチエディション

4月のヨーロッパに続く、日本＆香港でのローンチに合わせて、“黒”と“白”をイメージカラーとした限定50台のその名も「ローンチエディション」も合わせて設定された。

まず「Launch Edition Black」は、マジックブラックに塗られたボディにクロームを組み合わせ、羽根のエンブレムもブラック仕上げ。内装もクールなブラックを基調に、クロームのアクセントを効かせている。またハンドメイドの穿孔レザーシートも奢られる。

一方の「Launch Edition White」は、鮮やかなホワイトをベースに高級感のあるシルバーメッシュや削り出しの合金ホイールが組み合わされる。羽根のエンブレムはホワイト仕上げ。内装はスポーティかつエレガントな装いに仕上げられている。

価格はともに約550万円で、シグネット専用につくられたビル・アンバーグによるカスタムメイドの5ピース・ラゲッジセットが付属している。

シグネット・ローンチビデオ