新型フーガまもなく登場 撮り下し写真速攻UP!
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 写真:中野 英幸
今月19日にデビューを控えた日産の旗艦モデル、フーガ。その最終型撮り下ろし画像をいち早くお届けする。
5年ぶりにフルモデルチェンジを果たす新型フーガは、“正統派FRセダン”としての存在感を高める事を目指し、大胆なデザインチェンジを敢行。エクステリアでは「勢」と「艶」というキーワードを使い、躍動感のあるプロポーションを造りあげてきた。40mm拡大された全幅に対し、全高は10mm低くワイド&ローなスタイルを強調。Aピラーを50mm後退させる事でロングノーズを印象づけ、左右に張り出したフェンダーや後輪周りにボリュームを持たせた事で全体に抑揚のあるスタイリングを完成させている。ヘッドランプもシャープな切れ長の形状に変更された他、U字型のLEDリアコンビランプを採用。空力の面ではスポイラー一体型トランクを採用するなど、標準車でもフロント/リア・ゼロリフトを達成している。Cd値は0.26。(※ボディサイズのマジェスタ比較値=全長-50mm、全幅+35mm、全高+35mm)
インテリアはクラストップレベルの室内空間を誇ると共に、シート・トリム類・スイッチ類など細部に渡って質感の向上を図った。シートは欧州プレミアムセダンでも採用されるセミアニリン本革を標準採用する他、高減衰ウレタンを全席に採用。先代に対してクッション性・フィット性を向上させている。また銀粉を手ですり込む手法を用いた本木目フィニッシャーなども新しい。手触りが心地よい「ソフィレス」素材をアームレストに採用する他、ピラーや天井にスエード調の生地を使うなど、室内全体で高級感を演出している。助手席にはオットマンが標準(※装備を簡素化したAパッケージを除く)。
エンジンは日産独自のVVEL機構(バルブ作動角・リフト量連続可変システム)を搭載するVQ37VHRが積まれ、7速ATとの組み合わせで最高出力333psを発生。2400~7000rpmで最大トルクの90%を発揮する扱い易さも持ち併せる。燃費は10・15モードで10.0km/リッター。VQ25HRも7速ATと組み合わされ、パワーアップを図ると同時に燃費性能を改善。エコカー減税に適合する。
また新たなメカニズムとして、スタンダード/ECOモード/スポーツモードの3通りの走りを選べる「ドライブモードセレクター」を設定。ECOモード選択時には、シフトアップのタイミングを早める他、アクセル踏み込み量に対する燃料噴射量を最適制御、最大で5~10%の燃費改善を見込む。燃費を悪化させるような必要以上のアクセルの踏み込みに対してペダルに抵抗力を持たせる技術「エコペダル」は、最上級仕様370VIPに標準、他全車にメーカーオプション設定する。
足回りは、(フロント)ダブルウィッシュボーン、(リア)新開発マルチリンクが標準。ダブルピストン構造のショックアブソーバーを採用するスポーツサスペンションとコンフォートサスペンションも新たに用意した。(※スポーツサスは370TYPE Sのみに標準装備、コンフォートサスはVIPに標準、370GT、250GT、250GT Aパッケージでオプション選択可能)。タイヤ&ホイールは245/50R18が標準。スポーツチューンのTYPE Sのみ、245/40R20。
日産車の最高峰に位置するフーガだけあって、電子デバイスは多彩だ。自動ブレーキ制御とアクセルペダルの反力を利用して先行車との最適な距離を確保する「インテリジェント・ペダル」には、ナビとの協調制御によってカーブにあわせた走行速度を減速処理とアクセルペダルの反力によってコントールする機能も加わった。車線逸脱防止警報のLDW、車線逸脱防止支援のLDP、横滑り防止のVDCなども設定。
女性(奥様方)へのアピールポイントとして設定されたエアコン機能もユニーク。2種類のアロマ(森の香り、“ボルネオール”という香木の香り)を1時間おきに放出しリラックス効果を高めるアロマディフューザーや、自然のそよ風を再現する「ゆらぎ」モードを選択する事も可能。窓の曇りを防止し湿度を常に最適化する制御機能も装備される。
走りについてはプロトタイプ試乗レポートで
http://www.carview.co.jp/road_impression/article/nissan_fuga/427/
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